間に合わない!?失敗しないために知っておきたい沖縄渋滞事情

 

車社会である沖縄。特に沖縄本島は渋滞がひどく、はまってしまうと歩いた方がはやい場合があるほど。ぎりぎりのスケジュールを組んでしまうと、飛行機の時間に間に合わない!?なんてことも。沖縄を時間の限り楽しむために、渋滞はできる限り避けたいものです。

 

このページでは、沖縄本島の渋滞事情について、具体的なエリアと道路、そして時間、さらにはなるべく渋滞にはまらないようにする回避方法を解説します。

 

沖縄本島はいつどこが渋滞するの?具体的なエリアと時間

この項では沖縄本島において「必ず渋滞する」エリアと時間を開設します。

 

通勤ラッシュ時間帯は要注意!

 

車社会である沖縄では、マイカー通勤・通学が当たり前のように行われています。

そのため、公共交通機関であるバスを利用して移動する方の妨げにならないように、特に混み合うエリアでは、通勤時間帯にバスレーン規制を設けています。

この規制があるエリアは、特に渋滞が発生しやすいので要注意です。

 

混雑が発生しやすい時間帯

・朝/7:30~9:00

・夕方/17:30~19:00

 

バスレーンは複数車線がある場合は左側の車線が専用レーンとなるのですが、注意したいのが、時間帯によっては、バス専用道路になる区間があることです。(バス専用道路=一般車両は走ることができない道路)

バスレーンが設けられるということは、そもそも渋滞しやすくバスが通りにくいということ。

マップを見ると、国道58号線は那覇からはじまり北谷エリアまでずっと渋滞しやすいということがわかります。

 

 

特に、地図上でピンクの道路として示されている以下の路線は、バスレーン時間は一般車両全面通行禁止なのでお気を付けください。

 

時間別:一般車両全面通行禁止場所

・県庁北口~安里三差路の国際通り全線

・首里方面の山川から松川への下り坂

・国道330号線の与儀交差点から那覇高校に至るルート、特に与儀~海南交差点まで

 

「空いている!」と思って、そちらを走ってしまうと違反切符を切られてしまいますよ。また、通勤時間帯は沖縄自動車道のIC付近も混み合いがち。通勤は一般道だけでなく、有料道路である沖縄自動車道を使う方も多いのです。

 

特に那覇IC、西原IC、北中城IC、沖縄南IC、沖縄北IC付近は出口付近の道路が渋滞しているため、外に出るまでに時間がかかってしまうことも。なかでも一番混み合うのは、国道330号線に出る西原IC。出口前からずっと渋滞となります。その長さは数キロに及ぶことも!

 

渋滞がやわらぐのは、おおむね午前9:00以降、夕方19:00以降です。

 

沖縄旅行の際には、

・通勤ラッシュ時を避けて移動する

・通勤ラッシュ時は、渋滞に左右されない沖縄都市モノレール「ゆいレール」を利用して移動する

 

というのが、時間を有効活用する秘訣となります。

 

国道58号線と330号線は常に混み合いやすい!

 

沖縄本島の大動脈である、国道58号線。南部から沖縄の北端までずっと1本道の幹線道路で道がわかりやすいのですが、特に那覇市内はいつでも混み合いやすいというのが現状。

 

国道58号線が混み合っているため、結果的に合流する道も渋滞しやすいという連鎖になっています。

 

 

また、日中も国道58号線に負けるとも劣らぬ混み合い具合なのが、国道330号線。特に与儀~新都心エリアは、日中でも夜中でもかなり渋滞しやすい地域です。(ゆいレール「安里」~「おもろまち駅」~「古島」付近)

 

これらのエリアを通るルートを使用する場合の注意点としては、カーナビやGoogleマップの予測時間の1.5倍~程度見ておき、余裕のある移動を心がけるようにしましょう。

 

むしろ帰りの日にこのエリアを通って空港を目指す場合は、あらかじめレンタカーを借りる際には、「おもろまち駅」のTギャラリアを返却地にしておけば、帰りは渋滞知らずのゆいレールで空港まで向かうことができますよ。

 

那覇市内はどこも混みがちなので、市内を走るゆいレールを賢く利用するというのもひとつの手です。

 

空港周辺の混雑にも注意

空港周辺からレンタカー営業所付近は、時間を問わず常に渋滞していることが多いので要注意。タクシーで行く際にはレンタカー返却は時間に余裕を持って空港に向かいましょう。おすすめはゆいレールの利用。ゆいレールは空港に直結していますので、事前にDFS等で返却し、ゆいレールで行くのが安全です。

 

渋滞は天候によっても左右されます!

 

沖縄に限らないことですが、天候の悪い時は車が混み合いやすいというのがあります。特に梅雨のシーズンに沖縄旅行を計画されている方は要注意。

 

また、沖縄の道路には琉球石灰岩が多く含まれているので、本土の道路に比べて、濡れると滑りやすいという特徴も。

沖縄での雨の日ドライブはいつも以上に気配りが必要です。

 

シーズンや連休でICが渋滞することも!沖縄独自の行事にも注意

 

最後に、沖縄の高速道路である、沖縄自動車道のICが渋滞しやすい時期というのがあります。こちらも気を付けてください。

 

ゴールデンウィークや年末年始、お盆など、沖縄に観光客が多く訪れる時期には、沖縄自動車道の最終IC「許田」(きょだ)の手前が数キロ渋滞することも珍しくありません。

 

これは、許田ICが「美ら海水族館」といった北部の主要観光地や、立ち並ぶリゾートホテルに最も近いICであることによるもの。

特に沖縄ではETCを設置していない車が多いので、一般出口がとても混み合うのも特徴です。

また、島内で花火大会などのイベントがある際も、最寄りのICはもちろん渋滞します。イベント前後の時間帯は要注意です。

 

沖縄独自の行事により、IC手前で渋滞が起こる場合もあります。

特に、「清明祭(しーみー)」と呼ばれるお墓参りの時期(旧暦2月後半~3月前半のため毎年日程が変わります)の週末や、旧盆、旧正月などは、親族が集まって行事を過ごすことが通例となっているため、本島内での移動が増え、その分渋滞になることが多いです。

 

回避術としては、その時期やイベントの時には動かないということになってしまいますが、日程の都合上そうもいかない場合は、以下の事を心がけてみましょう。

 

最寄りのICの1~2つ手前のICで降りるルートも考えてみる

最寄りICの手前は比較的すいていて、一般道もそこまで混んでいない場合もあります。遠方に行く場合ほど、ルートをいくつか確認しておいて、渋滞具合によって選択できるようにしてみましょう。

筆者は高速道路の所要時間があまりにも長かったため、一般道を通って帰ったところ、実は高速道路が事故渋滞だったということがありました。

 

ETCカードをセットする

レンタカーでは通常ETCの設備がありますので、ETCカードを持ってきてセットするのは基本です。そうすれば、ETC専用出口から比較的スムーズに外に出ることができます。

 

 

楽しい沖縄ドライブでも、渋滞で時間を浪費してしまっては台無しですよね。予期せぬ事故渋滞などは仕方がないにしても、あらかじめわかっていることであれば、対策をすることで快適に移動することができます。特に帰りの飛行機など、時間が決まっている場合は、ゆとりある移動を心がけてください。

 

沖縄旅行のスケジューリングに、ぜひお役立てくださいね。

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