ゆいレールとは那覇空港から首里城付近までをむすぶモノレールのこと。鉄道の走っていない沖縄県で唯一の軌道系交通機関です。沖縄県初心者でも、ゆいレールを使えば、観光からショッピング、グルメまで旅行のすべてを楽しむことができますよ。

また、県内で唯一渋滞とは無縁の交通手段でもありますから、スケジュールに余裕のないリゾートウエディングにもきっと重宝することでしょう。

ゆいレールを使って、沖縄旅行をスマートに楽しんでみませんか？

ゆいレールの利用が旅行者におすすめな５つの理由

【理由その１】渋滞等、道路の交通状況に左右されないため移動がスムーズ

電車、モノレール等の公共交通機関に共通していることですが、自動車に比べると渋滞や信号がない分、目的地までの移動が非常にスムーズです。

特に空港から国際通り周辺、首里周辺へのアクセスには非常に便利で、車よりもはるかに早く目的地に到着することができます。

空港国内線ターミナルから直結でゆいレール駅があり、飛行機到着後、すぐにゆいレールに乗ることができるのも便利なポイントですね。

【理由その２】レンタカーの貸出、返却時の手間がショートカットできる

那覇空港からレンタカーを借りる場合、繁忙期にもなるとレンタカーを受けとるまでに2時間近くかかることも...

返却時には、土地勘のない場所でガソリンスタンドを探し、営業所に向かうというのも手間がかかるもの。

ただでさえ、慣れない土地でのウエディングスケジュールの中、それだけの時間を使うというのはもったいないですよね。

どうしても公共交通機関が通っていない場所に行きたいときにはタクシーを利用するなどすればスマートにウエディングを目いっぱい満喫できます。

【理由その３】旅行のコストパフォーマンスが良い！

沖縄県内のレンタカーは閑散期なら普通車両が4000円程度と比較的安価に利用できます。

しかし、那覇市内の駐車場があるホテルに駐車した場合宿泊料金に800円～1500円程度別料金がかかります。また、沖縄県は日本で最もレンタカー料金が高い地域としても知られており、そのガソリン代も結構な負担になります。

一方、ゆいレールは空港から首里駅まで330円程度、1日乗り放題チケットの販売もありお得に利用できます。

【理由その４】誰でも簡単に利用できる！

東京、大阪の電車駅と違い、ゆいレールの駅は1路線のみ。「那覇空港方面」「首里方面」しかありません。

初めての沖縄旅行でも、到着した時から誰でも迷わずに利用することができます。

【理由その５】お酒を飲んでも大丈夫！

おいしい食事にはおいしいお酒がつきもの。ゴーヤーチャンプルーやラフテーなどおいしい沖縄料理を提供する居酒屋が沢山あります。折角の旅行時の接客の食事にはノンアルコールドリンクよりもオリオンビールや泡盛など沖縄県産のお酒を飲んで楽しみましょう！

ゆーいレールは地方都市の公共交通機関にも関わらず、平日、土日祝日のいづれの日も23時まで終電があるため帰りを気にせずゆっくり食事を楽しむことができます。

有名観光スポットへのアクセスも便利なゆいレール駅一覧

那覇空港直結の駅「那覇空港駅」

ゆいレールの発着駅の1つ。空港国内線ターミナルビル2階からゆーいレール駅まで直結しています。飛行機の到着直後は非常に混雑するため、少し時間を空けてから乗車するのがおすすめです。

国際通りまで徒歩5分！便利なホテルも近い「県庁前駅」

国際通りの入り口の最寄り駅が県庁前駅です。また、ゆいレール県庁前駅は沖縄県唯一のデパート「百貨店デパートリウボウ」と直結しており、買い物はもちろん飲食店やカフェなども利用できます。国際通り周辺には意外とゆっくり落ち着けるカフェが少ないので県民もよく利用するスポットです。

また、2018年には自社ブランドのセレクトショップ「百貨店デパートリウボウ」がオープン、地元作家の雑貨から沖縄県産のジャムやスイーツなど国際通りの土産物店では見かけない商品を取り揃えています。

ディープ飲みが楽しめる商店街「栄町」すぐの「安里駅」

栄町市場商店街

ゆいレール安里駅から徒歩約3分ほどの場所にある商店街。もともとはさびれた商店街でしたが、近年は小さな飲食店が集める場所として人気を集めています。

商店街の中には、沖縄料理を提供するセンベロ居酒屋、小籠包がおいしい屋台風のお店、やかんでスープを提供する沖縄そばが有名なお店、ミャンマー料理専門店、精肉店が経営する「あぐー豚」の餃子が味わえるお店などバリエーションも豊富！

料理を1皿、お酒を1杯だけ楽しんで別のお店へ移動する「はしご酒」は栄町定番の楽しみ方。また、栄町とその周辺地域で行われるイベントも定期的に開催されています。

国際通りにある居酒屋とはまた一味違ったローカル色の強いお店を探してみてくださいね！

国内旅行者でも利用できる免税店、県内最大の美術・博物館もよりの「おもろまち駅」

Tギャラリア沖縄by DFS

ゆいレールおもろまち駅から徒歩すぐ。国内線旅行客でも利用できる日本でも唯一の免税品店。取り扱う品物もブランド品から、コスメ、酒類、タバコ、菓子と成田空港の国際線搭乗口にひけをとりません。資生堂やロクシタンなど女性に人気のブランドの中には、免税品店限定、沖縄限定、DFS限定の商品もあり、ウエディング後のお礼やお土産にピッタリです。

ただし、国内線利用客でも免税価格で買い物ができますが、受け取りは保安検査場内でのみ、つまり機内には手荷物で持ち込まなくてはならないため買いすぎにはご注意を。

沖縄県立美術館・博物館

ゆいレールおもろまち駅から徒歩約10分。沖縄の自然、歴史、美術を1つの建物内で楽しむことができる施設です。

展示品の1つ、重要文化財の旧首里城正殿鐘（万国津梁の鐘）はかつて首里城に掲げられ時を告げるのに使われていたもの。首里城の後にこの鐘を見ると感慨深いものがあります。ほかにも、琉球王朝時代に国宝とされた三線「開鐘」（けーじょー）や純銀の三線など興味深い品々が沢山あり、県内外から人々が集まります。（※不定期に展示物の入れ替え等が行われる可能性があります）

人気の観光地「首里城」に行くなら「首里駅」

沖縄県で最も有名な観光スポット首里城。広大な首里城公園の中心にあるためゆいレール首里駅からは少し遠く、駅から正殿までは徒歩で10分～15分程度かかります。

那覇市でもっとも高い位置にあり、天気の良い日には慶良間諸島を見渡すことができる絶景スポットでもあり、また、朝日、夕日が海に沈む様子を見られるのも那覇ではおそらく首里城が唯一の場所です。

ほかにも、琉球王朝時代から続く儀式や儀礼を再現した「琉球王朝絵巻行列」や「中秋の宴」などのイベントが毎年行われているほか、土曜、日曜日には琉球舞踊を無料で鑑賞することができるなど、正殿の見学以外にも楽しみ方がたくさんある場所です。

とっても便利なゆいレール。ただし、こんなデメリットも...

市民の足としても活用されているゆいレール。平日の朝、夕方は通勤客による混雑があります。大きな荷物を持ちながらの朝夕の移動はできるだけ避けた方が良いでしょう。

また、沖縄県内のタクシーは初乗りが500円～と非常に安いため、4人で移動する場合にはタクシーの方が安くなる場合もあります。

まとめ

ウエディング前後では新郎、新婦共にお酒を飲む機会も多く、できるだけ公共交通機関で済ませたい。という場合もあるかもしれません。ゆいレールはそんな旅行者にぴったりの交通手段だと思います。

初めての沖縄なら十分すぎるほどの観光スポットや飲食店にアクセスできますし、渋滞なども心配せず利用できます。また、ゆいレール駅周辺にはタクシーも常駐しているため、旅行中に利用するホテル、レストランが多少駅から遠くても安心です。

そんな便利なゆいレール、実は2019年には首里駅からさらに延伸し、活動範囲が広がるそうです。ますます、今後の利用に期待できますね！