透き通る青い海、白い砂浜、世界中のダイバーが愛するダイビングスポットなどが人気の石垣島。国内最大面積のマングローブが生い茂る宮良川、沖縄県で一番高い於茂登岳、島の代表的な景観地である川平湾など自然の豊かさもあり、リゾートウエディングや新婚旅行先としても人気の高いエリアです。
そんな見どころいっぱいの石垣島はら、車の運転をせず、バス移動でも十分楽しむことができます!石垣島には「カリー観光」と「東運輸」の2種類のバスが運行しており、主要なスポットにはバスでアクセスができます。それぞれのバスの特長、注意点や楽しみ方をみていきましょう!
「カリー観光」が運行するシャトルバスは、新石垣空港と石垣港離島ターミナルを約30分で結ぶ直行のシャトルバスです。料金は片道で大人500円、小人250円、往復料金だと大人900円、小人450円なので例えば宿泊先が離島ターミナル周辺であればタクシーよりも割安です。
空港発
9:00~18:00の間で1時間に2本(毎時10分・40分)最終バスは19:10発
石垣離島ターミナル
8:00~17:00の間で1時間に2本(毎時20分、50分)最終バスは18:20発
毎時30分間隔で運行しているので、フェリーの出港時間やフライト時間の目安もつけやすいでしょう。
新石垣空港から石垣港〜バスターミナルまで「東運輸」では2種類の路線バスを運行しています。所要時間は30〜35分と「カリー観光」の直行バスとそれほど変わりません。
路線バスのため料金は乗降する場所によって異なりますが、新石垣空港からバスターミナルまで片道大人540円(小人は半額)、空港往復チケットなら大人1,000円と、お手頃価格。(空港往復チケットは石垣空港から乗車する際、乗務員より購入できます。)
系統4 平得大浜白保経由空港線は、空港から海岸線に沿って街に向かっていく路線。系統10アートホテル・ANAインターコンチネンタル経由空港線は名前の通り、空港からANAインターコンチネンタル石垣リゾートとアートホテル石垣島を経由して、石垣港〜バスターミナルを結ぶ路線ですので、経由するホテルを利用するなら便利な路線です。
新石垣空港からバスターミナルなどの市街地へ向かうなら、系統2 西回一周線が空港には17:17か19:37ごろに到着しますのでタイミングが合えば利用しましょう。
名前の通り島の西回りを1周する路線です。動植物と触れあえる八重山自然村や川平湾周辺の川平公園、国定天然記念物のヤエヤマヤシ群落など石垣島の自然に触れあえる路線ですが、1日2本の発着かつ、15:10バスターミナル発の便は日祝祭日と6月23日(慰霊の日)は運休となってしまうので、しっかり観光したい人には向かない路線となります。
系統3 東回一周線は1日1本の運行。石垣バスターミナルを6:45に出発し新石垣空港におよそ30分で到着します。朝、空港に向かう場合はタイミングによって、このバスを利用してみてはいかがでしょう。
系統6 平野線は、バスターミナルから新石垣空港を経由して、北端の平久保岬方面を上下運行しているバスです。上り線は空港を経由して中心街に向かう路線、下り線は空港を経由して平久保に向かう路線なので乗り間違いには注意しましょう。上り線は9:33、14:28、18:43、21:13に空港発着。
系統11 米原キャンプ場線も新石垣空港とバスターミナルを結ぶ路線ですが、島の西北部を経由するルートなのでバスターミナルまでは約2時間以上ののんびり旅になります。空港からは国定天然記念物のヤエヤマヤシ群落まで約23分、川平湾のある川平公園まで約40分、クラブメッドまで約53分なので、離島ターミナルなど中心街に立ち寄る予定が無ければこちらの路線を利用しましょう。
「東運輸」が運行する路線バスには、バスターミナルを起点として島内の各所を回ります。料金は乗降する場所によって変動しますが、バスだけで島を回ろうとするなら、1日(24時間)フリーパスが大人1,000円、小人500円、5日間乗り放題のみちくさフリーパスなら大人2,000円、小人1,000円などを利用することで、お得に石垣島観光が楽しめます。フリーパスはバスターミナル窓口や石垣空港で乗降できるバスの乗務員より購入できます。
系統1 川原線は、島の南東部を回る生活路線、系統7 吉原線は島南中部を通って川平公園を回ってバスターミナルに戻ってくる路線、系統8 西回伊原間線は島西部を回って川平公園を経由、北部の井原間まで行ってバスターミナルまで戻ってくる路線など石垣島の主要なスポットにはバスで回ることができます。
観光で巡るなら、系統9 川平リゾート線がおすすめ!本数も多く、人気のエリアにも複数立ち寄れるので、観光にぴったりです。島の西海岸を回って「石垣やいま村入口」や「川平公園」で折り返し、バスターミナルに戻ってくる路線となっており、1日5往復あります。
・8:55/バスターミナル乗車
・9:23/「石垣やいま村入口」へ到着
・13:23/八重山地域の文化を体験後、ふたたび「石垣やいま村入口」から乗車
・13:36/「川平公園」に到着。公園周辺で遅めのランチ、川平湾のグラスボートなどでたっぷり遊びましょう。
・17:18/「川平公園」からバスでバスターミナルに戻ってくる
「東運輸」には、石垣島の観光スポットを回る下車見学ができる定期観光バスの運行を行っています。はじめての石垣島でも迷うこと無く名所を巡って、都度下車して見学ができるのでおすすめ。バスは石垣島一周観光してくれる「Aコース」と半周観光の「Bコース」があるので、それぞれのコースをご紹介します。
大人4,600円、小人3,650円でそれぞれ昼食付。「権現堂・桃林寺(車窓)」「唐人の墓(下車見学)」「川平公園(下車見学)」「ポーザーおばさんの食卓(ご昼食)」「米原のヤシ原生林(下車見学)」「玉取崎展望台(下車見学)」「宮良川のヒルギ林(車窓)」を巡ってバスターミナルに戻ってくるコースです。時間は毎日9時30分~14時00分の間でバスターミナルより発着します。
大人3,200円、子供2,380円でティータイム付。「権現堂・桃林寺(車窓)」「唐人の墓(下車見学)」「川平公園(下車見学)」「ポーザーおばさんの食卓(ティータイム)」「米原のヤシ原生林(下車見学)」「アートホテル石垣島(希望者ご降車)」「ANAインターコンチネンタル石垣リゾート(希望者ご降車)」を巡ってバスターミナルに戻ってくるコースです。時間は毎日14時00分~17時50分の間でバスターミナルより発着します。
バスで巡る旅は、のんびりと景色を堪能できて石垣島のゆったりした時間を体感するにはピッタリです。ただし、バスならではの注意点も。
路線バスは近隣住民の生活の足ですのではしゃぎすぎないよう配慮しましょう。また、途中のバス停では乗客が乗り降りするため、ダイヤが前後する可能性があります。スケジュールには注意しましょう。
「東運輸」の路線バスで、系統5 平野経由伊原間線も空港からバスターミナルへ1日1本運行していますが、学校の長期休暇(春・夏・冬休み)の間と金曜日・土曜日と祝祭日の前日・6月22日(慰霊の日の前日)は運休となります。学生向けの路線のためタイミングが読みづらく、石垣島上級者以外にはおすすめできません。
バスで巡る石垣島の注意点と楽しみ方はいかがでしたか?のんびりとした島の空気や息吹を感じたいならバス旅は最高の思い出になるでしょう。石垣島を含めた沖縄周辺エリアは新婚旅行先にもぴったり。ぜひ訪れてみてはいかがでしょう。
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