沖縄といえば、温暖で、澄み渡る海と青い空が魅力の国内有数のリゾート地です。
結婚式を挙げる場所としても人気が高く、沖縄県観光振興課の調べでは、平成30年1月~12月のあいだに17,115 組の国内カップル(沖縄県内のカップルを除く)が沖縄で結婚式を挙げています。
そんな人気の沖縄で結婚式を挙げるとなると、気になるのが費用ですよね。
今回は、どんなところにお金がかかるのか、見積もりの内訳や相場を解説していきます。
まず、結婚式でかかる基本的な費用を見ていきましょう。大きく分けて8つあります。「会場代」「衣装代」「装花代」「料理代」「印刷物代」「写真・映像代」「演出代」「引き出物代」です。
実際の見積もりでは、費用ごとに内訳と単価・数量が記載されていることが多いです。
■会場代
挙式料、会場使用料、音響・照明料、司会者などがあり、それぞれに単価と数量が設定されています。
■衣装代
新郎のタキシードや新婦のドレス、ヘアメイクなどが含まれます。
ドレスのグレードによっては、発生する費用が大きく変わってくる項目です。
■装花代
メインテーブルやゲストテーブル装花、ブーケブートニア、フラワーシャワーが計上されます。
■料理代
コース料理やパーティー中のドリンクが含まれます。またウェルカムドリンクやケーキ、デザートビュッフェ等も含まれますが、これらは「演出代」に該当となる会場もあります。
■印刷物代
招待状や席次表、席札、メニュー表などの印刷・手配一式が含まれます。
■写真・映像代
集合写真、スナップ写真、ビデオ撮影等が計上されます。
■演出代
バルーンリリース、三線の生演奏などオプションの演出料が該当します。会場によっては、フラワーシャワーが装花代ではなく演出代になったりウェルカムドリンク用のカクテルが料理代でなく演出代の項目とされる場合もあります。
■引き出物代
引き出物、引き菓子、また引き出物をいれるペーパーバッグなどが計上されます。
中でも、「料理代」「印刷物代」「引き出物代」は、招待客の人数によって大きく左右されます。何人くらい招待客を呼ぶかによって、見積もりも変動すると考えて良いでしょう。
さらに、沖縄県での結婚式にかかるものとして、追加で「新郎新婦の交通費・宿泊費」「招待客の交通費・宿泊費」が挙げられます。
沖縄でのリゾートウエディングへの参列者は、17.8人となっています。(沖縄県観光振興課 調べ)
一方、居住地等で行う結婚式の招待客は平均で66.3人(ゼクシィ 結婚トレンド調査調べ)のため、沖縄で結婚式を挙げる際の招待客は、少ない人数に抑えられていることが分かります。
これは沖縄リゾートウエディングを希望するカップルが「ごく親しいゲストのみで結婚式を挙げたい」と考える傾向が強いことが関係していると考えられます。
基本的な費用の項目やゲストの平均人数をご紹介しましたが、沖縄リゾートウエディングでは実際にどのくらいの費用がかかるのか、相場についてみていきましょう。
■挙式
挙式の相場は40万円程度。挙式のスタイルとしては、チャペル挙式が人気ではありますが、ガーデン挙式や砂浜挙式など、リゾートウエディングだからこそ楽しめる挙式スタイルが豊富となっています。
■パーティー
パーティー費用の相場は20名ほどで40万円程度となっています。
前項でご紹介したように沖縄リゾートウエディングの場合、居住地で開催する結婚式よりゲストが少ない傾向があるため、比例してパーティーの費用も抑えることができます。
また「親しいゲストのみで結婚式を挙げたい」という考えから、パーティー内の演出もいれずに、ゲストとの交流を重要視するカップルもいるため、演出費を抑えることができます。
■宿泊費
東京−那覇での往復と2泊3日程度の宿泊の場合、1人あたり発生する宿泊費は7〜8万円程度が相場です。
・ゲストの宿泊費
ゲストの宿泊費については、ご祝儀を貰うか否かがポイントとなってきます。
ご祝儀をゲストから貰う場合は、ゲストの宿泊費を負担。辞退する場合は、ゲストに宿泊費を負担してもらうというのが一般的となっています。
どちらにするかはふたりで話し合い決めましょう。また、ゲストに招待状などで出席の可否を確認するときは、宿泊費はどちらが負担するのか、ご祝儀の有無について説明をするようにしましょう。
■総費用
沖縄の結婚式の費用は、「150~200万円未満」と答えたカップルが19%と最も多く、続いて「50~100万円未満」「100~150万円未満」と答えたカップルが多くなっています。
居住地で行う結婚式の費用総額354.9万円という結果が出ていることと比較すると、沖縄のリゾートウエディングは費用を抑えやすいことがわかります。(ゼクシィ 結婚トレンド調査 調べ)
ただし、地元に帰ってお披露目パーティーをする場合は、別料金として、さらに余裕を持った予算を組む必要があるので注意が必要です。
沖縄県での費用を抑える方法として、「ハイシーズンを避ける」「土・日・祝日ではなく、追加料金がかからない平日を選ぶ」といった方法が挙げられます。
沖縄県観光振興課の平成30年度の調査では、結婚式のトップシーズンを「10月」「11月」「4月」「7月」の順に挙げており、ボトムシーズンを「1月」「8月」「12月」の順に挙げています。
ボトムシーズンはいわゆる冬や真夏の時期にあたり、避けられる傾向にあるようです。沖縄で結婚式を挙げたいけれど時期にこだわらず安く抑えたい、というカップルはこれらの時期に結婚式を挙げることで費用を抑えられる可能性があります。
また「結婚式は挙げずにフォトウエディングのみ行う」も人気があります。
新郎新婦のみの参加で費用が抑えられるのに、海や沖縄ならではのロケーションで綺麗な写真が撮れるというお手軽さが人気のようです。
沖縄県での結婚式は、招待客の人数を減らすことで費用を抑えることができますが、呼ぶ人を厳選したり、旅費を負担するなど、気を遣うこともあります。相場を参考にしながら納得のいく結婚式を挙げられると良いですね。
(画像はイメージです)
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