遠方から来るゲストへのお車代はどの位負担する?相場は?

 

リゾートウエディングにおける「お車代」とは?

お車代とは、簡単に言えば「結婚式のゲストに渡すお礼」のことです。

「わざわざ遠方から足を運んでくれた人」に渡すほか、主賓や乾杯の発声など「結婚式で何かの役割をお願いしたい人に渡します。

リゾートウエディングは、親族や限られた友人など、少人数でアットホームな式にすることが多いので、乾杯の発声等のお願いをゲストにしないケースもあります。

しかし、居住地から離れたリゾート地で挙げることから、ほぼ全てのゲストが「遠方から足を運んでくれた人」に該当し、お車代を渡す対象になります。

このことから、リゾートウエディングにおけるお車代とは、「交通費」をさすことが多いです。さらに、宿泊を伴うことも多いため、交通費の他に「宿泊費」を含める場合もあります。

 

 

 

お車代は全額負担?一部負担?

リゾートウエディングにおけるお車代は、「全額負担」「一部負担」「負担無し」の3パターンが考えられます。

ゼクシィの調査によると、国内のリゾートウエディングの旅費負担について、「全額負担」と答えたカップルが29.7%、「一部負担」と答えたカップルが56.6%、「負担無し」と答えたカップルが13.7%となりました。

全額負担する場合は、費用はかかりますが、細かく負担の方法を考える必要がなく、シンプルな方法でもあります。親族だけを招くような結婚式で、両親や親族に対する感謝の気持ちを込めて旅行としてプレゼントをするカップルが多いようです。

一方、最も多かったのが一部負担です。友人も招くとなると、少人数で挙げる結婚式とは言え、全額負担となると限られた予算の中で捻出が難しいことから、一部負担とするカップルが多いようです。

一部負担の場合、様々な負担方法が考えられます。一例としては以下のようなものがあります。


■飛行機等のチケットを渡す
飛行機など交通費が高くなるものを事前に新郎新婦が手配しておき、ゲストに結婚式までに送付する方法です。

この場合、ゲストの費用負担は空港までの交通費や現地での交通費になります。

新郎新婦にとっては低価格なチケットを事前に押さえることができるのがメリットです。ゲスト側からすると手配の手間が省けるというメリットがありますが、時間や移動手段が指定されてしまうので、移動中は自由に行動できないというデメリットもあります。


■想定される交通費の半額程度をお車代として渡す
事前にゲストの移動手段を聞いておき、かかると思われる交通費の半額(片道分)を当日「お車代」として包む方法です。

ゲストにとっては手配する手間はありますが、チケットを渡されるよりも柔軟な移動方法を選択できます。

ただし、新郎新婦が想定していた交通費よりもゲストの実際の交通費が上回り、お車代が交通費の半額に満たない額にならないよう、負担する費用については事前にゲストに伝えておく必要があります。

■交通費は出さないが宿泊費は負担する
リゾートウエディングは遠方であることから、宿泊を伴うこともあります。日帰りできないゲストにとっては宿泊費も負担になるため、交通費の代わりに宿泊費をお車代として負担するという方法もあります。

もしも、予算の関係から「お車代を負担しない」という選択をした場合は、「ご祝儀も辞退する」のがマナーです。

 

 

 

 

 

沖縄でのリゾートウエディングでのお車代は?

沖縄リゾートウエディングの場合、この「ご祝儀は辞退し、旅費は自己負担してもらう」ケースが多くなっています。旅先としても人気の沖縄は、結婚式参列の機会に数日滞在し観光を楽しむゲスト
も多いため、ゲストそれぞれの都合にあわせて手配してもらうのは双方にメリットがあります。

この場合、しっかりと「旅行の手配・負担はお願いしたい」ことと「ご祝儀はいらない」ということを伝えるのが重要です。

伝え方が不十分だと「交通費や宿泊費も負担する上に、ご祝儀も払わなければならないのか」と、ゲストを不安にさせてしまいかねないので注意をしましょう。

 

 

 

 

実際のお車代の平均相場はいくらくらい?

では、実際のお車代の平均的な相場は、いくらくらいなのでしょうか。

東京から沖縄本島までを例にとると、交通費+宿泊費で7~10万円と程度されているので、全額負担なら7~10万円、一部負担の相場は5~6万円程度が目安となります。

ちなみに、海外でのリゾートウエディングの費用相場とも比較してみると、5泊7日のハワイ挙式は全額負担で多くて30万円程度、一部負担で10万円、3泊4日のバリ挙式・グアム挙式では全額負担で多くて20万円程度、一部負担が5万円程度となっています。

海外でのリゾートウエディングは宿泊を伴うので全額負担の場合は、沖縄と比べ2~3倍の違いはありますが、一部負担の場合はグアムやバリなど日本から近いところでは沖縄とほとんど変わりませんね。

いずれにしても、交通費だけで数万円はかかるのですから、これにご祝儀ともなると、ゲストの負担は相当なものです。

せっかく結婚式に招待しても、費用面のことを伝えないと、参加を躊躇されてしまう可能性があります。

リゾートウエディングを行う時は、招待するタイミングで、「全額負担なのか」「一部負担なのか」など、費用面のことは必ず伝えて参加できるか確認をとるようにしましょう。


その上で、正式な招待状にも、メッセージカードなどできちんと費用面のことを文面に書いておくと丁寧でゲストも安心して参加できます。

 

 

 

 

新郎新婦でよく話し合って納得のいく方法を選ぼう

リゾートウエディングでは、「お車代」は避けて通れません。

全額負担にするのか、一部負担にするのか、新郎新婦では負担しないのか、後でゲストと気まずい思いをすることがないよう、まずは新郎新婦で話し合い、ゲストともしっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。

(画像はイメージです)
 

 

 

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