初めて沖縄を訪れたカップルたちの悩みの種の1つが滞在中のスケジューリングではないでしょうか。
その一番の原因は「交通手段が車しかないこと」に尽きると思います。基本的に沖縄本島ではバス、車での移動しかなく、リゾートエリアには鉄道が一切ないため、なかなか移動時間を読むことができません。
特に、リゾートウェディング中は、細々したものを買い足したり、両親との食事をアテンドしたり、免税品を買ったり、職場へのお土産を買ったりと、スケジュールをあれこれ詰め込みがちで、渋滞につかまったり、道に迷ったりと、計画していたうち半分も行くことができなかった...という話をしばしば耳にします。
沖縄本島内にあるホテルや観光施設、お店はそれぞれの距離が離れており、近くに見えても意外と時間がかかります。また、那覇市内や都心部は駐車場探しが困難なことや、台数が少なくて止められないなんてことも。
そこで、那覇空港から本島の主要な地域への所要時間と周辺情報についてご紹介します。
沖縄県本島最大のリゾートエリア。ラグジュアリーホテルが多数集まり、リゾートウェディングが最も行われている地域です。那覇空港から恩納村に行くためには、リムジンバスを利用するかタクシー・レンタカーを利用する必要があります。
恩納村にあるほとんどの観光施設、飲食店、ホテルには無料の駐車場があり、十分なスペースがあります。ただし、GWや7、8月のハイシーズンにもなると、恩納村のリゾートエリアは時間帯にかかわらず、まったく動けなくなるほどの渋滞が発生することもしばしば。つい道を間違えてしまっても、右折入場やUターンして戻ることもなかなかできません。順路には注意して運転したいですね。
恩納村へのルートは2種類。国道58号線を利用する下道ルートと高速道路(沖縄自動車道)を利用する高速ルートです。恩納村は南北に伸びているため、場所によって所要時間が異なりますが、下記を目安に計画するとよいでしょう。
下道ルート 約1時間15分~1時間30分
高速ルート(那覇空港から石川ICまで) 約50分~1時間
※夏休みやGW期間中はさらに30分から1時間かかることも
下道ルート 約1時間30分~2時間
高速ルート(那覇空港から屋嘉ICまで) 約1時間15分~1時間30分
※夏休みやGW期間中はさらに45分から2時間かかることも
恩納村よりもさらに北にあるエリア。美ら海水族館や世界遺産にも指定された今帰仁城、パイナップルパークなど観光スポットも豊富なエリアです。
特に本部町の北部には、フクギ並木に囲まれた静かな一棟貸しのヴィラや海を一望できる丘に建てられたコテージなど、新婚旅行にぴったりな宿泊施設もあります。
那覇空港から名護、本部エリアへのアクセス方法はバス、タクシー、車のみ。高速道路は北部の入り口にあたる「許田IC」なので、そこから先の移動は下道のみとなります。
沖縄県北部に入ると、それほど道路が混雑することはありませんが、一般道路と高速道路が交差する許田IC周辺では渋滞することが多いので注意が必要です。
下道ルート 約1時間30分
高速ルート 約1時間
下道ルート 約2時間
高速ルート 約1時間20分
下道ルート 約2時間
高速ルート 約1時間20分
下道ルート 約2時間
高速ルート 約1時間20分
うるま市、沖縄市には、アメリカ軍統治時代の名残を残した建物が多くあります。またそれらをリノベーションしたカフェやギャラリー、モーテル風の建物など街歩きにぴったりな施設も集まっています。
ドライブにはうるま市にある海中道路がおすすめです。本島から浜比嘉島、平安座島、宮城島、伊計島を結ぶ海中道路は両側に東海岸の絶景を楽しめる場所として知られています。リゾート感溢れるヴィラやレストラン、カフェ、また古民家の中でランチを楽しめる場所など隠れ家的スポットもあります。また、パワースポットとして知られている浜比嘉島も立ち寄りスポットとしておすすめですよ。
うるま市、沖縄市エリアへのアクセス方法も他エリアと同様、バス、タクシー、車の自動車のみ。また、下道、高速道路のどちらを利用してもアクセス経路はほとんど変わりませんが、下道を通る場合北中城村にあるイオンモール沖縄ライカム周辺の道路が非常に混雑する可能性がありますので注意してください。
下道ルート、高速ルートともに約30分
下道ルート 約45分
高速ルート 約40分
下道ルート 約50分
高速ルート 約40分
下道ルート 約1時間10分
高速ルート 約50分
沖縄県北部(恩納村よりも北の地域)を利用する場合や、名護市、恩納村、金武町などはICが最寄にあるため高速道路でのアクセスがおすすめ。県内にある大手レンタカー会社を利用すればほぼ全車両にETC(カードはありません)がついているため乗り降りも便利です。
また、沖縄県中部(北谷町、うるま市、沖縄市など)より南の地域は、地図上での走行距離、時間はさほど違いがありません。しかし、実際には沖縄県本島での普通自動車道での交通事故率は非常に高く、(沖縄市、うるま市は自動車事故率が県内でもTOP)事故が原因で渋滞が発生することも少なくありません。時間が限られている場合や、式のリハーサルや打ち合わせなどがある場合には高速道路の使用がおすすめです。
なお、上記で案内した所要時間がどれも目安のため、夏季や連休中には非常に込み合う可能性があります。家族との食事の前にちょっとドライブを楽しもうと思ったら帰りのラッシュに捕まってしまった…なんてことにならないように時間には余裕をもってスケジュールを立ててくださいね。
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