いざ!沖縄ドライブ!!でも意外な所に落とし穴も・・・!?事前に知っておきたい「沖縄ならでは」の道路事情

突き抜けるような青い空にエメラルドブルーの美しい海。沖縄でのドライブはテンションがあがりますよね。ただ、沖縄県では本土では想像もできないトラブルも数多く報告されています。

交通事故は起こした側にも、被害者にも肉体的、精神的、金銭的にも大きな被害を与えます。せっかくの一生に一度のウェディング、たった1つの出来事で一生に一度のイベントが台無しになってしまいかねません。より有意義な滞在にするためにも安全には注意して心がけましょう。
 

沖縄の道路は滑りやすい!?離島ならではの道路事情とは

 

 

沖縄県で自動車の運転経験があるドライバーは口をそろえて「沖縄の一般道は滑りやすい」といいます。特に雨の日はスリップ事故が多発しているそうです。

 

沖縄の強烈な日差しでアスファルトの劣化が早く進むということ、海に近い道路が多く、塩の結晶が道路に堆積してしまうこと。また、車のタイヤがその塩分で傷みやすいということ、などが原因として挙げられています。そして、一番影響が大きいと言われていのが、沖縄の道路には県産のコーラルリーフロック(隆起珊瑚礁石灰岩)が素材として使われていること。が挙げられています。

 

コーラルリーフロック(隆起珊瑚礁石灰岩)はサンゴが堆積してできた岩石。沖縄県産のものは琉球石灰岩(りゅうきゅうせっかいがん)とも呼ばれ、首里城や古民家の石垣などに使われています。沖縄県では現在も建材、資材として使われており、土地の約30パーセントを占めると言われています。

このコーラルリーフロック(隆起珊瑚礁石灰岩)が道路のアスファルトの素材の1つとして使われているのですが、コーラルリーフロックを使った道路は通常の土石を使用した道路よりも摩耗が激しく、時間と共に、凹凸のないつるりとした路面に代わってしまうのだとか。

 

 

そのため、沖縄県内の一般道は滑りやすいといわれているようです。(ちなみに、高速道路には県外から運ばれてきた土砂を使用しているため比較的滑りにくい。)水分が少量な、雨の降り時は特に滑りやすいので、急発進・急ブレーキ・急ハンドルにはNG。


雨が降り始めたら、スピードを落とし、車間距離を充分に取り、慎重な運転を心がけましょう。ただ、いくら滑りやすいとはいうものの、きちんと車間距離を取り、安全なスピードを心がければ全く問題はありません。

 

インバウンド(訪日外国人旅行客)による事故に注意!

 

 

沖縄県のみならず、今、日本全国でインバウンド(訪日外国人旅行客)によるレンタカーの事故が多発しています。2014年には2901件だった外国人のレンタカー事故は2016年には約3倍近く増えています。

 

一説によると、日本人のレンタカー事故率と比べ約4倍近く事故が発生していると言われています。

 

外国人のレンタカーの交通事故は利用数とともに急増傾向にあり、2014年度2901件だった事故件数が16年度(速報値)は9648件と3倍以上。右側通行、左ハンドルを採用している韓国や台湾からの観光客によるものが多いようです。

 

その理由としては、そもそも見知らぬ土地での運転に慣れていないことにあります。普段から自動車を運転していない利用者が多いこと、また、台湾、韓国は右側通行、左ハンドルを採用しているため事故をおこしやすいことなどが原因となっているようです。


レンタカー会社も外国語で交通ルールをレクチャーしたり、インバウンド向けのステッカーをレンタカーに貼るなどの対策を行ってはいますが、インバウンドの事故率にあまり改善は見られないようです。

沖縄県内をドライブするうえで避けては通れないことではありますが、インバウンドが運転しているレンタカーを見つけた際には、車間距離を取ったり、信号、車線変更時には可能な限り譲るなど余裕を持った対応を行いたいですね。

 

野生動物との事故に注意!

 

 

沖縄県北部、海沿いの一般道は見晴らしがよく、また、ほかの車両の通行(往来)も少ないためついつい速度を出してしまうかもしれません。しかし、国頭村、東村エリアの一般道は法定最高速度が40~50km/hの場所がほとんど。スピードには十分注意が必要です。

そして、もう一つ注意しなければならないのが、野生動物のロードキル(ロードキルとは、車両による事故死、排水溝内へ落ち込み溺れて死ぬ溺死、路上で乾燥して死んでしまう乾涸死(かんこし)など道路による影響で野生動物が死亡することをいいます。)。沖縄県本島北部では、毎年100件近くのロードキルが発生し、その中でもヤンバルクイナに関する交通事故は毎年20件前後発生しています。

ロードキルを避けるために気をつけたいこと

 

事故の多い時期

ヤンバルクイナの事故は5月~7月の繁殖期に集中しています。また、雨の日は、リュウキュウヤマガメ、イボイモリ、シリケンイモリなどが道路に現れることもあるため、注意が必要です。

 

事故の多い場所

県道2号線や県道70号線で交通事故が多発しています。また、沖縄県北部はスピードを出しやすい場所、見通しの悪いカーブ、切り通しが多いのでそういった場所では注意が必要です。

 

もし、事故にあってしまったら

 

ヤンバルクイナをひいてしまっても、罪に問われることはありません。死んだり傷ついたヤンバルクイナなどをみかけたら、下記の施設に連絡してください。

 

環境省やんばる 野生生物保護センター

0980-50-1025


ヤンバルクイナ 救命救急センター

0980-50-3300
090-6857-8917

に連絡をしてくださいね。

 

全体未聞の事故「路上寝」に注意!

 

 

路上寝とは文字通り、路上で(酔いつぶれるなどして)寝込んでしまうこと。沖縄県内、特に、宮古島では昔から非常に問題になっており、実際に2018年6月には路上寝が原因とみられる死亡事故が沖縄県本島のうるま市で発生しています。
 

毎年、路上寝の110番通報は沖縄県全体で7000件近くあり!忘年会シーズン時には夜間の通報の半分を占めることもあるのだとか。


沖縄県本島、離島には美しい星空が見えることでも有名な絶景スポットが数多くあります。その反面、街灯がまだまだ少ない地域が多く、もし、夜間島内をドライブする際にはハイ、ロービームを使い分け、スピードを出しすぎないようにして運転してください。

 

まとめ

 

 

もし、事故を起こしたり、巻き込まれてしまった場合、数時間~半日がその対応に費やされてしまいます。

 

時間的にも、金銭的にも、そしてなにより、挙式前の楽しい気持ちが損なわれるだけではなく、最悪の場合式が挙げられない…なんてことになってしまいかねません。

事故を起こさないためには、時間に余裕をもつことが一番の対策です。急いでいても安全運転を心がけて沖縄旅行を楽しいものにしてください。

 

 

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