【実話体験】式当日にまさかの台風接近?!先輩カップルはこう乗り越えた!

夏の太陽に青い海が広がる非日常空間でのリゾートウエディング。誰もが憧れるシチュエーションですが、『沖縄の夏は台風が多そうなイメージ。実際台風が直撃したらどうなるの?』と不安を抱えるカップルも多いのではないでしょうか。

 

今回は、実際に沖縄リゾートウエディング当日に台風接近を体験をした先輩カップルを直撃取材!その危機をどう乗り越え、どのような対応をしたのかインタビューを行いました。先輩カップルのアドバイスから、自分たちの式当日に台風が接近しそうになった場合にどうしたらよいのかを是非参考にしてください。

 

実話インタビュー

今回インタビューに応じていただいたのは、大阪府在住のOさん夫妻。式を挙げたのは、2016年の8月でした。

 

[左からリュウイチさん、リヒト君、ミサキさん]

 

ライター:今回はご協力いただき誠にありがとうございます。早速ですが、まず初めに沖縄で式を挙げようと思ったきっかけを教えてください。

 

【新郎】リュウイチさん(以下:新郎):自分自身が岡山出身、妻が沖縄出身。そして、現在大阪在住と、お互い地元から離れていることもあり、当初は大阪で仲間内だけで小さなパーティーを開催しようかと計画していました。

 

しかし、妻が沖縄出身ということもあり、一度見積もりがてら全国で式場展開をしている会社の窓口に立ち寄ってみたのです。勝手に、『リゾートウエディングは高い!』とイメージしていましたが、思いのほか安価で、「この値段なら予算内でできそうだね。」という話になり、決まりました。

 

 

【新婦】ミサキさん(以下:新婦):私も籍を入れてそれなりに時間が経ち(当時結婚年目)、実際“新婚”という自覚はなかったので、そこまで盛大な式がしたいという強い思いはなかったのですが、いざ地元の沖縄で式を挙げられると思うと、少なからず心は踊っていました。

 

 

新郎:プランナーさんと話した結果、8月8日(土)の大安吉日に式場が空いていたことから即決しました。だいたい式当日から半年前です。また、8月であれば、県外の友人も結婚式への参加というより、バカンスとして夏季休暇が取りやすく、来やすいかなと思ったのも日取りの決め手でした。

 

ライター:しかし、これまで奥様の帰省に合わせて何度か沖縄にいらしている中で、8月は台風が多いイメージがあったかと思いますが、その辺はどうお考えでしたか。

 

新郎:まず先にお伝えしたいこととして、妻が、“嵐を呼ぶ女”なんです。(笑) 出会ってから今でもそうですが、何かイベントがある毎に彼女は嵐を呼ぶというジンクスがあるのです。よって、ふたりの中では、「そうなったらもう仕方がないね。」くらいの感覚で話をしていました。実際には、その日から普段の行いを良くする意識をしていたのは、ここだけの話ですが…。(笑)

 


 

ライター:後にそのジンクスが現実に…となる訳ですが、その前に台風などの天災について、式場プランナーさんからは事前にどのようなことを言われていましたか。

 

新婦:台風であろうと、基本的には予定通り“決行”というのは打合せ段階から伝えられていました。実際、私も過去に友人の結婚式に参加した際も、少しの風や雨だろうと沖縄の結婚式は決行されるというイメージはあったので、そういうものだと覚悟していました。

 

ライター:式が近づくに連れて、天気予報などで台風接近の情報を知っていくことになるかと思いますが、その時どのような対応をされましたか。

 

新婦:台風が式当日に接近しそうと分かったのは、式の5日前ぐらいから。「このまま行くと少し怪しいね。」とふたりで話し、とりあえず県外から参加予定の新郎側の親族や友人には、「基本的に沖縄の結婚式は台風決行ですので、安全にお越しください。」と、周知し始めました。

 

新郎:私たちも挙式の3日前に沖縄に入り、プランナーさんと最終調整を行いながらゲストの方に沖縄の台風状況を伝えていました。夏季休暇組は、式の3~4日前から沖縄入りしていたので問題なかったのですが、肝心の私の両親を含めた親族が前日入りのチケットを取っており、さらにはキャリア航空会社ではなく、LCC(格安航空会社)の便を抑えていたため直接影響を受けてしまいました。

 

関西空港から飛び立ったのはいいものの、那覇空港で着陸ができないということで引き返してしまったのです。同時間帯のキャリア航空会社を利用して沖縄入りした友人は着陸できたということなので、機体の大きさなども影響しているのではと思いました。結果として、次の日の始発便で参加できたので良かったですが、関西での一泊分の負担、また沖縄での宿泊キャンセルの手続きなど手間がかかった記憶があります。

 

>>【関連記事】LCCなら沖縄旅行が格安!でもウエディングの時はここに気をつけて!

 

[実際の挙式風景]

 

ライター:同時間帯のフライトでも着陸と引き返すことがあるんですね。結局、ご両親は間に合ったのですか。

 

新郎:飛行機は関空を出発しているので返金することができず、翌日の朝一の便を新しく抑えました。最終的に式には何とか間に合って参加することができたのですが、“式に欠かせない親族やゲストは、少しお金を出してでもキャリア航空会社を利用した方が良い。”と学ぶことが出来ました。

 

また、ホテルへの変更連絡なども私の方で対応していたので、前日はだいぶ参っていましたが、式場のプランナーさんが無償でパソコンを貸してくださったりしてフォローいただいたおかげで、大変助かりました。最初は、台風の情報収集や宿泊施設の検索、そして参加者との電話でのやり取りを全てスマホでやっていたのですが、パソコンを貸していただいたおかげでだいぶスムーズに対応することができたと思います。

 

新婦:式場側からは、「2週間前に最終的な人数確認が行われるため、参加人数が減ったとしても料金は一緒です。」と伝えられていたため、可能な限り参加してもらいたいことを県外から来るゲストの皆さんには伝えていました。パソコンの無償レンタルもそうですが、式場やプランナーさんによってフォロー体制が変わってくるかと思うので、準備段階から信頼関係を築くのは重要かもしれないと思いました。

 

ライター:LCCは到着できなかった際返金がないのは痛いですね!キャリアとLCCではそんなに違いがあるんですね。そして結婚式当日となった訳ですが、実際、当日の天候や結婚式自体はどうでしたか。

 

新郎:台風が少し逸れたこともあり、若干風は強かったものの、式自体はもちろん予定通り決行でした。無事、県外からのゲストも全員参加していただき、沖縄の結婚式・披露宴を楽しんでもらいました。何より、妻の地元でもある沖縄で挙げたこともあり、妻の両親や親族に喜んでもらったのが嬉しかったです。また、台風一過の沖縄は天気も最高で、友人達はアフターウエディングも存分に楽しめたようで、なんだかんだこの時期で良かったとも思います。

 

ライター:それでは、今から沖縄で式を挙げたいと思われるカップルにアドバイスがあれば教えてください。

 

新郎:重ねてのアドバイスになってしまい恐縮ですが、

 

①沖縄での結婚式は、基本的に台風決行であることを意識して動く。

②台風シーズンだと特に、大事なゲストほどキャリア航空会社の利用を勧めた方が良いこと。

③新郎新婦本人達も3~4日前から現地に入り、情報を県外から来るゲストの方に共有すること。

④打ち合わせの段階から式場プランナーと念密な調整や信頼関係を築いて、いざという時の相談・フォロー役となってもらう。

 

上記、4点がポイントになってくるかと思います。

 

[琉装も楽しみました]

 

ライター:ご本人達は大変だったかと思いますが、今振り返ってみていかがですか。

 

新婦:もちろん式場との打ち合わせをしながらなので大変ではありましたが、終わった後の達成感がすごく高かったです。何より県外組に沖縄式の結婚式を見せることができたこと、そして自分の地元である沖縄を満喫して帰ってもらったことが嬉しかったです。

 

新郎:関西気質なところもあり、今でも仲間内では“式当日に台風直撃の夫婦!”という感じでネタとして笑い合うほど良い思い出となっています。そして、何より彼女の持つジンクスが現実になるということが、改めて立証されたことに驚いています。(笑)

 

新婦:いや、ただ日頃の行いが悪かっただけだよ。(笑)

 


 

新郎:昨年末、おかげさまで第一子となる長男が生まれたので、この子の運動会の日には、是非晴れてもらうよう、一週間前からてるてる坊主を作りまくります。


 

ライター:それでは最後に、今から沖縄でリゾートウエディングを考えているカップルに一言お願いします。

 

新郎:大人になって自分自身が主役になれる日なんていうのは、ほぼ無いかと思います。そんな日を沖縄の大自然バックに式を挙げられることは、とても恵まれたことですし、何より妻や県外から参加する友人の喜ぶ顔を見ると、心から『やって良かった。』と思うはずです。準備は少し大変かもしれませんが、一生に一度の晴れ舞台、是非楽しむ気持ちで頑張ってください。

 

新婦:台風が直撃するかしないなんていうのは運次第。初めから心配するより、楽しむぐらいの気持ちで良いかと思います。また、少なからずハプニングは起きますし、起きた方が振り返ってみると笑い話になって思い出になります。

 

最後に1つ言えることは、夏の沖縄はやはり日差しが強いので、化粧崩れを気にされる方は秋頃でも良いのかなと個人的には思います。自分たちに合ったリゾートウエディングがきっとあるはずです。陰ながら応援しています。

 

ライター:ありがとうございました。これからは夫婦の時間プラス愛息子の子育ての日々が続くかと思いますが、おふたりの持ち前の明るさで楽しんでください。

 

まとめ

(何はともあれ、無事素敵な式を挙げたO夫妻と駆けつけた仲間たち。)

 

皆さん、いかがでしたか。台風急接近の事実さえ笑い話に変えるおふたりの強さ。今回のインタビューを通して、結婚式の準備やトラブル等の逆境を力を合わせて乗り越えることで夫婦の絆を深めることができるのだと感じることができました。

 

おふたりのアドバイスも参考に、是非リゾートウエディングの準備を初めてみてはいかがでしょう。

 

メニューを閉じる