【宮古島カレンダー】沖縄本島とは実は全然違う!この時期ならではの魅力&注意点について

宮古島は沖縄本島と宮古島の間にある離島です。沖縄本島よりも280kmほど南東に位置しており、1年を通しての平均気温も2度ほど暖かいのが特徴です。

 

また、宮古島は沖縄県の中でも特に海の美しさで有名。その理由のひとつとして川がないことがあげられます。川を通じて陸地から土砂や泥などが海に流れ出すことがないため、雨が多い季節でも宮古島の海は美しく澄んでいるのが特徴です。

 

ひとくちに沖縄、といっても沖縄本島と宮古島では同じ時期でも気温や特徴が異なります。そこで、宮古島の各月のおすすめ情報や注意点などをご紹介します。

 

【冬~春シーズン】すごしやすく、海も綺麗な季節

 

宮古島は沖縄本島と比べると年間を通して1℃気温が高い程度でほとんど変わりません。しかし、12月から3月にかけては、沖縄といえども気温が低く、海水浴で海に入ることはできません。

 

また、曇りの日も多くなるため比較的旅行者が少ない時期でもあります。人気の月に比べると式場や航空券、ホテルなどの価格も安く手に入るため、挙式にかかる費用も抑えることができます。年間の平均気温は23.6℃、平均最高気温は26.2℃、平均最低気温は21.6℃です。

 

曇りが多い一方で降水量は少なく、海水温の関係で海のプランクトンが減少するため、「宮古ブルー」と呼ばれる海が最も美しい時期とも言われています。そのため、他県からダイバーが訪れることも多いようです。

 

2月は北風が吹き、小雨も多いため、いざという時の対応が可能な式場を選びましょう。また、2月は沖縄本島や石垣島島、久米島などで野球キャンプが行われ、航空券やホテルの料金が高騰する時期ですが、宮古島に限っては野球キャンプで訪れる球団がいないため、この時期だけは沖縄県内の中では穴場シーズンとなっています。

 

毎年3月下旬には、沖縄県全体を通して海開きが行われるくらい暖かい日が続きます。平均気温が20度を超える日が多く、日中は半袖が快適に過ごせます。しかし、宮古島は風が強く、気温が日々ころころ変わってしまう特徴も。半袖以外にも上着を持参するのがおすすめですよ。親族やブライズメイドにはかりゆしウェアを着て出席してもらってもいいかもしれません。

 

【春~夏シーズン】4月はウエディングのベストシーズン!かりゆしウェアも着られる暖かさ

 

晴天が多く、暑すぎない日が続く3月後半から5月までの期間、ちょうど春分の日(3月20日)から梅雨に入るまでの間は、沖縄では「うりずん」と呼ばれ1年で最も気持ちの良い日だと言われています。当然、4月と11月は最も人気のあるシーズン。1年以上前からの予約がおすすめです。平均気温は22.4℃、最高気温は25.1℃、最低気温は、20.2℃です。

 

宮古島では、旧暦の3月3日頃(4月7日)日本最大の卓状サンゴ礁群である「八重干瀬」(やびじ)観光が始まるため、直行便やホテルが予約できないこともあります。「八重干瀬」(やびじ)は池間島の沖にある巨大なサンゴ礁のことで、年に数回海面に浮上するため「幻の島」とも呼ばれています。

 

宮古島では毎年、5月のゴールデンウイークが終わるころに梅雨が訪れます。梅雨明けは6月上旬。こちらも4月・11月と同様、非常に人気の高いシーズンのため注意してください。

 

【夏~秋シーズン】夏まっさかり!リゾート感溢れる挙式が行える季節

 

7月から9月にかけては、ウエディングだけでなく観光客も多く訪れるトップシーズン。ゲストも「夏の沖縄」に憧れて訪れることでしょう。真っ白な砂浜にまばゆい太陽が光るリゾートウエディングらしい日が続きます。

 

宮古島は年間を通して最高気温が32度を超えることはまずありません。雨も1~2時間程度でやむ“通り雨”が多く、屋外での挙式でなければ問題なく実施できます。

 

7月から10月にかけては、台風がほぼ毎月1度は訪れる要注意シーズン。また、宮古空港から那覇空港までのフライトには小型機が使用されており、台風による欠航が起こることもしばしば。もし、事前に台風の接近がわかった場合は、すぐに式場やプランナーに相談してください。

 

ただし、一部特約や契約、保険などに入っている状況を除き、ほとんどのホテル・式場では台風による100%返金のキャンセルは行っていないため、この時期に挙式を行う場合はあらかじめ契約内容を確認しておくとよいでしょう。

 

なお、8月・9月は航空券・ホテルが比較的高く、ゲストの宿泊、交通費を負担する場合の負担が大きくなりがちです。式場が決まった時点で、できるだけ早めの手配を心がけてください。

 

【秋~冬シーズン】涼しく過ごしやすい日が続く11月は4月に続きリゾートウエディングの人気月!

 

10月・11月は晴天が多く、涼しい気候が続くためリゾートウエディングにはうってつけ。特に、台風がまず訪れない11月は人気のウエディングシーズンです。涼しくなったとはいえ本土に比べると数段暖かく、晴天も多いため、絶好のウエディング日和が続きます。水温は低いので、海に入ることは難しいのですが、ちょっとした日よけがあれば、タキシードやスーツを着ても快適。ガーデンウエディングにもぴったりです。10月の平均気温は25.4℃、最高気温は27.8℃、最低気温は、23.6℃。11月の平均気温は22.7℃、最高気温は25℃、最低気温は、20.8℃です。

 

観光客もそれほど多くないシーズンですのでフライト・ホテルの費用もあまり上がりませんが、式場、披露宴会場については1年以上前から予約したほうが良いようです。

 

そんな11月ですが唯一気をつけたいのが、宮古島の祭り「パーントゥ」です。「パーントゥ」とは、宮古島で代々受け継がれる厄払いの行事。島の住人が、泥をかぶった「パーントゥ」という神に扮し、厄払いのために集落を巡り、人々に泥をなすりつけるという祭りです。平良島尻と上野野原集落で毎年、11月中旬頃に2日間かけて行われているのですが、この時ばかりは県内外から観光客が集まり、ホテルなどが混雑するようです。

 

12月は冷たい北風が島全体を覆い、曇りの日が多い時期。澄み切った晴天の日もありますが、気温が低いため屋外での挙式はあまりおすすめできません。特に海沿いの場所は、本島・石垣島よりも体感温度ははるかに寒く感じるため、防寒対策は必須です。

 

まとめ

 

基本的に宮古島では年間を通して挙式が可能ですが、費用や天候のリスクなどにそれぞれ違いがあります。大型リゾートホテルが他の離島に比べると多く、家族、親族の客室を一度に抑えることができ、また、空港から市街地までの距離も近く、旅先としても移動や旅行の計画に苦労しない土地だといえます。そのため、人気のシーズンに挙式を行いたいなら、年々入域観光客数が増えている宮古島では、早めの予約は必須。

 

少なくとも半年前から準備をはじめなくてはならないリゾートウエディング。沖縄本島と比べると少し手間がかかる宮古島のウエディングは計画的に行いたいですね。

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