沖縄本島で観光を楽しむならレンタカー利用が絶対におすすめです。ただし、夏季や連休など繁忙期の沖縄はレンタカー営業所も非常に混雑し、待ち時間も2時間を超えることも！

でも、利用時間や場所などに応じてあらかじめ準備しておくことでスマートにレンタカーを利用することができるんです！

そんな繁忙期におすすめなレンタカーの利用方法をご紹介します。

なぜレンタカーなのかその理由

実は、日本国内の中でも北海道、沖縄は観光客のレンタカー利用率が非常に高い地域なんです。そもそも、県外から自家用車で訪れることが難しいという環境もありますし、電車やバスなどの公共交通機関が本土に比べてあまり発達していないため、観光地や郊外にあるホテルへのアクセスが不便という事情があるようです。（ちなみに沖縄県は日本で唯一鉄道が開通していない県でもあります）

また、東京や大阪などの都市部に比べ、レンタカーの料金が非常に安いためタクシーでの移動が多くなりそうならレンタカーがおすすめです。例えば某レンタカー比較予約サイトならオフシーズン時には普通乗用車が1日4000円程度で借りることができますよ。また、那覇市以外のホテルの駐車場は無料の場合が多いですし、県内の有名観光スポットのほとんどには無料駐車場があるため、ガソリン代以外の費用もそれほどかかりません。

レンタカーを利用しないとアクセスに不便な観光スポット、エリア

古宇利島、古宇利大橋

沖縄県北部、今帰仁村（なきじんそん）にある古宇利大橋（こうりおおはし）は2016年トリップアドバイザーが発表した「旅行者の口コミで選ぶ、日本の橋ランキング2016」で第3位に選ばれた絶景スポット。美しいエメラルドブルーの海を眼下に望むドライブスポットとして知られています。
また、古宇利島にはハートの形をした岩石「ハートロック」があることや、琉球神話版「アダムとイブ」伝説が残っていることから「恋人たちの聖地」とも呼ばれることもあります。
一応今帰仁村からバスが出ていますが1日4便のみ。時間を気にせず観光をゆっくり楽しむためにもレンタカーの利用がおすすめです。

斎場御嶽

沖縄県南部、南城市にある斎場御嶽（せいふぁーうたき）は琉球王朝時代から最高位の聖地として大切にされてきた御嶽（うたき、琉球信仰における祈り、祭祀の場所）です。斎場御嶽への路線バスはありますが、かなり遠回りになる上、那覇市から斎場御嶽までの道には海辺にたたずむおしゃれなカフェやビーチがたくさんあるためレンタカーでの移動が絶対におすすめです！また、斎場御嶽周辺には「テダ御川（てだうっかー）」や「ヤハラヅカサ」など琉球創世の神と言われるアマミキヨに関連する御嶽、聖地がいくつも集まっているため一緒に観光するのもおすすめです。

ちなみに、この斎場御嶽が位置する南城市はハートの形をしているため、市が公式に「ハートのまち」宣言をしたことでも知られています。

恩納村

沖縄県中部にある県内最大のリゾートエリア。ザ・リッツ・カールトン沖縄、ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート、シェラトン沖縄サンマリーナリゾートなど世界に名だたるラグジュアリーホテルが集まり、県外からもリゾートウエディングのために訪れるカップルが多い地域です。那覇空港から恩納村の各ホテルまでのシャトルバスは運航しているため、ホテル内で過ごすには十分ですが。恩納村にはタクシーがほとんどない（要予約制がほとんど）ため、近隣にある「万座毛」などの観光スポットやコンビニ、居酒屋、レストランなどを利用する際にはレンタカーが必須になります。

ネットでの事前予約が基本

那覇空港国内線到着口ロビーにあるレンタカーカウンターでは当日のレンタカー受付しか行っていません。しかし、繁忙期当日にレンタカー営業所に行ってもレンタカーが借りられないこともあるため、沖縄本島でのレンタカー利用は事前予約が絶対におすすめです。

早く予約すればするほどお得に借りられる「早割り」プランなども各レンタカー会社にあるためチェックしてみてください。

那覇空港に到着してからレンタカーの受け取り方

那覇空港周辺には大手レンタカー会社（トヨタレンタカー、オリックスレンタカー、タイムズカーレンタル、バジェットレンタカー、日産レンタカー、ニッポンレンタカー）と格安レンタカー会社、沖縄県内のみで営業しているレンタカー会社が併せて約25店舗程度あります。ちなみに、安い価格なレンタカーほど営業所が遠くにある場合があるので注意が必要です。

どのレンタカー会社も「事前予約客が那覇空港から送迎バスで店舗まで移動して、レンタカーを受け取る」という方法がほとんど。送迎バス乗り場は国内線、国際線、LCCターミナル利用の場合でそれぞれ場所が異なりますので注意してください。また、ほとんどの送迎バスは事前予約客のみを対象としているため予約がない場合はバスに乗れないこともあります。

国内線ターミナルを利用する場合

国内線ターミナル1階搭乗口から出て、バス道路を横断した場所に大手、地場、格安すべてのレンタカー送迎バス乗り場があります。なお、同じレンタカー会社でも借りる営業所によって乗り場が違う場合がありますので注意してください。わからない場合は、予約確認メール、画面などを係員に提示するとよいでしょう。

また、トヨタレンタカーやタイムズカーレンタルなどのレンタカー会社では送迎バスの受付時に店舗でのレンタカー受け渡しの順番が決まるシステムを採用しているため、送迎バスの受付は早めが有利です。

国際線ターミナルを利用する場合

レンタカー会社にもよりますが、基本的に事前予約時に伝えたフライトに合わせて、スタッフが到着ロビーで待機しているというやりかたが多いようです。なお、国内線ターミナルと国際線ターミナル間にはシャトルバスはありません。徒歩での移動のみとなっています。

LCCターミナルの場合

基本的にシャトルバスで国内線ターミナル前の送迎バス乗り場に移動する必要があります。ただし、トヨタレンタカー、ニッポンレンタカー、トラベルレンタカーの3社のみLCCターミナル内に受付カウンターがあります。この3社でレンタカーを予約すると、国内線ターミナルに行くことなく、直接営業所までの送迎バスが利用でき非常に便利です。ただし、こちらも事前予約が必要になりますので注意してください。

沖縄でレンタカーを借りるときに便利な裏技

ニュースなどでも取り上げられることがありますが、那覇空港のレンタカー待ち時間は繁忙期にもなると2時間を超えることもあります。

そのため、繁忙期には下記のような裏技がおすすめです。

レンタカー予約サイト「たびらい」が行っているサービス「ファースト25」を利用する

「ファースト25」とは「空港到着から25分でレンタカーが受け取れる」という驚きのレンタカープラン。レンタカーの予約サイト「たびらい」が行っている会員向けサービスで、会員登録は無料です。レンタカー営業所まで無料の送迎タクシーが利用できるほか、レンタカー営業所の優先カウンターを利用できるので特別な旅行を演出するのにぴったりのプランです。

>>「ファースト25」の情報はこちらから

各レンタカー会社の会員限定サービス、営業所を利用する

トヨタレンタカー、オリックスレンタカー、タイムズカーレンタルなどは会員限定カウンターや会員専用営業所を設けており、通常よりも優先的にレンタカーを受け取ることができます。レンタカー会社によっては、JAL、ANAマイルなどが貯まるプランもあるので色々なレンタカー会社の予約サイトを比べてみることをおすすめします。

ゆいレールで那覇市内まで移動してからレンタカーを借りる

空港からゆいレールで移動してから駅付近のレンタカー営業所で借りるというのも１つの手です。ゆいレールとは那覇空港から首里城付近までをむすぶモノレールのこと。ゆいレール駅最寄りのレンタカー営業所は観光客がほとんど利用しない穴場も数多くあり、土地勘があるならこの方法がおすすめです。

なかでもおすすめは、ゆいレール「おもろまち駅」から徒歩すぐの場所にあるショッピングセンター「DFSギャラリア」内でレンタカーを借りること。大手レンタカー会社すべての受付・貸出カウンターが1か所に集まっており、受付後はDFSギャラリア内の駐車場からレンタカーを受け取り、出発することができます。高速道路の乗り場も空港に比べずいぶん近くなるので時短にもなりますよ。Dなお、DFSギャラリア内でのレンタカー受け取りは基本的に事前予約客のみとなっていますので注意してください。

【恩納村限定】ホテルまでシャトルバスで移動し、ホテル内にあるレンタカーカウンターからレンタカーを借りる

沖縄県中部恩納村の一部のホテルに宿泊する場合のみ使える裏技。空港からリムジンバスで恩納村に移動後、ホテル内にあるレンタカーカウンターで受付、ホテル駐車場からレンタカーをうけとるというもの。レンタカーカウンターがホテル内にあるのはリザンシーパーク谷茶ベイやルネッサンスリゾートオキナワなど一部のホテルに限られますが、もし、これらのホテルに宿泊する場合は便利な手段です。ただし、この場合も他と同様に事前予約が基本となっています。

まとめ

沖縄本島でレンタカーを利用する場合には、時期や宿泊ホテルによって柔軟に利用方法を考えるとよいでしょう。

もし、ウェディングがタイトなスケジュールで、観光を楽しむ時間が取れなさそうであれば、いっそ行程のすべてをバスやタクシーで済ませてしまうというのも1つの手段かもしれませんね。