【タイミング別】台風上陸?!がわかった際の対応まとめ

 

憧れの沖縄でのリゾートウエディング!とは言っても不安になってしまうポイントはやはり「台風」ではないでしょうか。

 

沖縄県は「軽トラが吹き飛んだ」「貯水タンクが吹き飛んだ」など大きな被害が毎年のように起こっているイメージがあるかもしれませんが、過去の統計を見ると沖縄県本島に台風が接近した回数は1年に6~13回。しかも、これは波照間島から奄美大島まで離島や海域も含めた件数です。

 

台風が接近したけれど、上陸には至らずちょっとした強風程度で終わる場合も多くあります。実際に台風が上陸する回数・確率は関東、関西の都市部とほぼ変わらないといえます。しかも、上陸した台風は1~2日で通り過ぎ、後には台風一過の澄み切った青空が現れます。

 

ただし、台風は時には大きな被害を及ぼすことも事実です。ここでは、万が一台風と挙式の日程が重なってしまった場合の、新郎新婦が取るべき対応方法についてご説明します。

 

出発前に台風がくることがわかったら

 

待ちに待った沖縄ウエディング本番がせまり、準備を進めている出発数日前に、台風接近のニュースを見ることほどショックなことはありません。そんな時はまず落ち着いて、担当のプランナーさんや結婚式場に電話してみましょう。

 

状況に応じて、挙式の日程や時間を変更したり、あるいは台風でも挙式が可能になるように、ガーデンウエディングをチャペル挙式に変更してくれたり等、天候に応じた対策を考えてくれる場合がほとんどです。

 

ただし、一部特約や契約、保険などに入っている状況を除き、ほとんどのホテル・式場では台風による100%返金のキャンセルは行っていません。もし、事前に台風の接近がわかったとしても、可能な範囲で日程や内容を調整するしか方法はありません。そのため、台風の心配がある時期に挙式を行う場合は、台風接近・上陸時の対応について契約書をあらかじめ確認しておきましょう。

 

プランナーさん・式場に確認ができたら、次は式に出席してくれる親族やゲストに連絡をしましょう。特に遠方に住んでいるゲストにはなるべく早く連絡を入れましょう。

 

両親、親族以外のゲストに対しては、メールや電話で状況(台風が来ているが式、披露宴はやるのかやらないのか、もしくは延期するのかなど)を伝え、まだ対応方法が決まっていない場合は、主催者側がどのような対応を考えているのかを伝える必要があります。

 

沖縄到着後に台風がくることがわかったら(数日前)

 

前の章でもご紹介したように、台風によるキャンセルは100%の返金が行えない場合がほとんど。もし、沖縄に到着してから台風の接近がわかった場合には、まずプランナーさんや、結婚式場に結婚式の契約・規約について聞いてみましょう。

 

日程変更を希望する場合、台風の規模や相談のタイミング次第では変更に対応してくれるかもしれません。日程変更とは、台風の来る前、もしくは台風が過ぎた1日から2日後に挙式の日程を変更するというもの。挙式の人数が新郎新婦のみ、もしくは親族のみと出席するゲストが少ない場合はこういった対応が可能な場合もあるので、確認してみましょう。

 

直前に台風上陸がわかったら

 

飛行機の欠航などで来られないゲストがいる場合は残念ですが、沖縄県では少々の悪天候なら式が中止になる事はほとんどありません。結婚式場のスタッフも悪天候時の対応には慣れており、化粧室にはタオルやドライヤーを用意してくれたり、来場したゲストが濡れないように傘を持って出迎えてくれたりと最大限のホスピタリティをもって式を行ってくれます。

 

台風の勢力が強い場合には下記の対応が行われるようです。

 

式場・披露宴の場所を変更する

沖縄県内のホテルにある式場では、台風、悪天候の際に屋内で挙式から披露宴までが完結できるようになっています。その場合、フォトウエディングなどを天気の良い別日に変更する等の対応が考えられます。

 

ただし、挙式とフォトウエディングは別会社による契約であるケースもあり、その場合は日程変更ができず、キャンセル扱いになる場合もあります。そのため、フォトウエディングを依頼する際には、挙式と同じキャンセルポリシーなのか、雨天時の対応はどうなるのかなどをあらかじめ確認しておきましょう。

 

また、費用を抑えるためにフォトグラファーのみ外注する場合はもちろん、日程変更にかかる費用を全額負担しなくてはいけません。フォトウエディングの場合、曇りや風が強い日でも再撮影が行える再撮影を保障するプランもあるので、あらかじめ調べておくといいでしょう。

 

挙式・披露宴の時間を変更する

台風によっては深夜に沖縄本島に上陸し、昼までには通り過ぎてしまうスピードの速いものも少なくありません。そういった場合、披露宴を先に行い、挙式は台風一過の澄み切った青空の下行うといった対応を行ってくれることがあります。ただし進路が変わったり、スピードが鈍化したりと台風の通過状況は読めない部分もあるため、運任せになります。

 

そのまま予定通り式を行う場合も、日程・時間を変更する場合も、悪天候の中来てくれたゲストに対して、お車代を用意しておく、挙式後はお礼の手紙を書くなどの配慮ができると良いでしょう。また、帰りのフライトが欠航してしまうなど、その日のうちに帰宅できないゲストもいるかもしれません。その場合、送迎の手配やホテル手配、費用の負担などの対応もあらかじめ決めておき、お金、封筒などを準備しておくと当日慌てません。

 

また、台風の勢力が強い場合は、新郎新婦の判断で挙式を中止する、というのも1つの勇気です。その場合、式のキャンセル料は新郎新婦が負担することになり、特に前日、当日のキャンセルは金銭的な負担もかなり大きいものになりますが、ゲストの安全を配慮すると言う意味では決断も必要かもしれません。

 

まとめ

 

台風の接近を知った時、まずは担当のプランナーさんに相談してみましょう。現地のプランナーさんは台風が起こった時の対応策を常に用意しています。案外あっさり解決してしまうかもしれませんよ。

 

また、8月~10月の期間に沖縄でリゾートウエディングを行う場合は、ウエディングのトラブルに対応できる保険をかけておくというのも有効な手立てです。これらの保険は当日の式場キャンセルに対しては100%返金されないこともありますが、フライトの遅延や欠航、それに伴う延泊などを保障。余計な出費を抑えることができます。

 

沖縄でのリゾートウエディングを楽しみにしているのは新郎新婦だけではなく、ゲストも同じ。延泊分のホテルの手配やタクシーの手配、また悪天候の中、遠方から来ていただいたゲストに対する感謝の気持ちなど、新郎新婦の対応によって訪れたゲストが挙式に抱く印象もまるっきり変わってきます。

 

挙式当日に台風が上陸すると言うハプニングは新郎新婦にとってもショックなことですが、ゲストへの配慮も忘れないようにしたいものですね。

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