青くキレイな海が自慢の沖縄。そんな沖縄でウエディングをするなら、絶対に"最高の海"を見たい!ゲストのみんなにも見せたい!と思うことでしょう。
天気自体はどうすることもできませんが、一番大切な「挙式の時間」に「その日の環境下でベストな海」が見えるように一定のコントールすることができます。この記事では沖縄現地のウェディングプランナーさん達の知恵を集めて、わかりやすく解説していきます。
海がより美しく見えるためには大きく2つのポイントがあります。
①干潮ではないこと(潮位)
②順光になっていること(立地、時間帯)
これらが揃うことがいわゆるベストコンディションといえます。
それぞれについて攻略方法を考えていきましょう。
潮位が高いほうが見える海の面積が広いため、グラデーションのかかり方が強くなります。
一方で干潮時には海岸線がかなり後退して海底が露出してくるので、場所によっては岩場が出たり、海との距離がかなり離れてしまうところもあります。
また、そこまで気にされることは稀ですが、挙式時間を「潮が満ちていく時間帯(干潮→満潮)」にすることで幸せがどんどん満ちていくという"縁起"を担ぐこともあります。(例外的に潮位の影響をほとんど受けない場所や、少し引いているくらいの方が砂浜とのバランスが良くなる場所もあります。)
潮の満ち引き時間は3年先の年末まで調べることができますので「(地域名) 潮見表」で検索して調べてみましょう。
沖縄ウエディング編集部がよく参考にしているのはこちらのサイトです。
順光とは、海に向かって後ろ側に太陽がある状態のこと。写真撮影時に敬遠される逆光の反対です。見たい方向(海側)に向かってまっすぐ光が入るので、視覚的により色鮮やかに見えます。
逆光状態だと、それはそれでアリですが海の水面に光が反射してキラキラした印象になります。ビーチから水平線にかけて青色のグラデーションが映えるようになるには"順光"は必須要件です。
海に向けて順光になる時間帯は、その場所によって変わります。具体的には海を臨む方角で決まります。
◆海を北側に臨む場所(北海岸)の場合
日の出から日没まで、おおよそいつでも順光になります。
該当エリア: 今帰仁村、恩納村の一部、川平、米原など
◆海を南側に臨む場所(南海岸)の場合
午前中の早い時間から太陽が高い位置にある14時くらいまで。11〜2月は少し短くなります。
該当エリア: 百名、シギラ、真栄里など
◆海を東側に臨む場所(東海岸)の場合
13時以降。
該当エリア: 宜野座、うるま、伊原間など
◆海を西側に臨む場所(西海岸)の場合
早朝から14時くらいまで。
該当エリア: 恩納村、読谷村、名護、モトブ、那覇、北谷、フサキなど
◆小さなの離島の場合
四方から安定して豊かな光が入ってくるので、方角の影響を受けにくいです。
対象エリア: 古宇利島、久米島など
最後にひとつ、とても重要なことです。例え雨が降っていても、風が強くても、暗くなってきても、潮がすごく引いてしまっていても、どんな環境下でも沖縄の海はとってもキレイです!
いつでも、少なくとも日本中のどこよりも美しい海があります。その中での強弱の話になりますので、参考にはしてほしいですがあまり神経質になりすぎないことも大切です。
前後の旅行の日程、挙式会場の空き具合、おふたりや関係者の都合を優先しつつ、また気象に関しては運にも任せつつ、"できる努力はしておく"というスタンスで参考にしてくださいね。
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