関西、特に阪急沿線にお住いの方が挙式やハネムーンで沖縄県に行くには伊丹空港(大阪国際空港)の利用がおすすめです。
ここでは普段飛行機を利用しない、国内線をあまり利用したことがないという方のために伊丹空港までのアクセスと、伊丹空港から沖縄県内にある各空港(那覇空港、新石垣空港、宮古空港、久米島空港、みやこ下地島空港など)までの行き方をご紹介します。
就航便数で比べると関西国際空港よりも少ないものの、大阪、京都から空港までのアクセス手段が豊富で、移動時間もはるかに短いため大阪市内、京都府から沖縄に行く場合、アクセスだけを考えれば伊丹空港の利用のほうがお勧めです。
また、関西国際空港にタクシーや自家用車で行く場合、連絡橋通過料金(一般車両で片道980円)が発生するため、費用も割高になってしまいます。アクセス手段も多岐にわたるので、フライトの時間や荷物の量などによって一番便利なものを選びましょう。
伊丹空港に電車駅は直結しておらず、各電車駅から空港直結モノレールを利用することになります。
Osaka Metro御堂筋線の千里中央駅、阪急宝塚線の蛍池駅、阪急京都線の南茨木駅の各駅から運行している伊丹空港行のモノレールを利用してください。
なお、大阪駅・梅田駅から地下鉄御堂筋線の千里中央駅を経由して伊丹空港まで行くと約48分ほどですが、阪急梅田駅から阪急宝塚線蛍池駅からモノレールを利用すると約29分でアクセスできます。
また、神戸駅、三宮駅から伊丹空港に行く際も、阪急線を利用すると5~10分程度早く到着できます。
JR神戸駅から伊丹空港まで約57分(700円前後)
三ノ宮駅から伊丹空港まで約63分(600円前後)
大阪駅・梅田駅から伊丹空港まで約48分(220円~400円前後)
阪急梅田駅から伊丹空港まで約29分(420円)
JR京都駅から伊丹空港まで約71分(920円前後)
阪急河原町駅から伊丹空港まで約70分(750円)
深夜、早朝の出発なら京都、神戸、姫路などの各停留所から伊丹空港まで直行できるリムジンバスの利用がおすすめです。京都から伊丹空港までは約50分、神戸からは約40分とアクセスの便もよいのが特徴です。
また、関西圏外からのバスも運行しており、淡路島、岡山県、鳥取県、徳島県、福井県、石川県など遠方からの長距離バスも伊丹空港に集まっています。新幹線とは違い、スーツケースなど大きな荷物も預けて、ゆっくり休むことのできるバスは慌ただしい挙式前の心強い味方。
京都駅から伊丹空港まで約50分~約55分(大人片道1,310円)
神戸三宮駅から伊丹空港まで約40分(大人片道1,050円)
阪急西宮北口駅から伊丹空港まで約35~50分(大人片道720円)
新大阪駅から伊丹空港まで約25分(大人片道500円)
近鉄・JR奈良駅から伊丹空港まで約35分(大人片道1,480円)
伊丹空港には2,350台分の駐車スペースがあり、24時間利用することができます。伊丹空港の駐車料金は1日最大1,500円(初日のみ2,500円)と関西国際空港に比べると安価に利用できます。小さな子どもがいる場合や荷物が多い場合などは自家用車の利用もおすすめです。駐車料金は、伊丹空港の公式ホームページから料金計算ができますので、確認してみてください。
なお、連休や年末年始などの多客期は料金が変わりますのでご注意ください。
大阪駅から伊丹空港までは約30分程度でアクセスでき、料金も4,500円~5,000円程度です。また、神戸・三宮駅からは約1時間15分程度でアクセスでき、料金は1万~1万3,000円ほど。
関西国際空港とは違い連絡橋の通行料などもかからないため、比較的利用しやすいアクセス手段の1つです。
なお、伊丹空港へ行くタクシーは定額料金制度を定めていないため、料金は当日のルートにより異なる可能性があります。料金は各アクセス手段のなかで最も高額にはなりますが、自宅や宿泊場所の前から空港ターミナルまで直行でき、荷物が多いときには最も楽で便利な移動手段ではないでしょうか。
伊丹空港から那覇空港まではJAL、ANAが1日に5便程度運行しています。関西国際空港とは違いLCCの就航は2019年4月時点ではありません。
二人っきりの時間を過ごしたい、静かにゆっくりしたいというときには沖縄県内にある離島での挙式、滞在がおすすめです。最近では、本島以外でも下見なしでリゾート挙式が行えるホテルや式場も増えており、コスト、手間もそれほど変わらずに式が行えます。
そんな時に気になるのが離島へのアクセス。基本的にすべての離島は沖縄本島からの飛行機、フェリーで行くことができますが、休日ともなれば夏季以外でも人で混雑する那覇空港や船酔いが気になるフェリーの利用はできれば避けたいもの。
特に、伊丹空港からの出発はただでさえ時間がかかるため、可能な限り乗り継ぎ回数の少ないルートを選びたいもの。そんな各離島空港へのアクセスについてご紹介します。
伊丹空港から新石垣島空港への直行便はありません。石垣島に行くには羽田・成田空港、関西国際空港、中部国際空港(セントレア空港)、福岡空港、那覇空港のいずれかを経由した乗り継ぎが必要になります。
伊丹空港から石垣島に行く際は乗り換えが必要となるので、まっすぐ石垣島へ行きたい人は伊丹ではなく関西国際空港の利用がおすすめです。関西空港からの直行便は「Peach」「ANA」「JTA」から運行しています。
住所:沖縄県石垣市白保1960−104−1
運用時間:8:00 - 21:00
伊丹空港から宮古空港へ直接アクセスするフライトはありません。
関西国際空港、羽田空港、中部国際空港(セントレア)、福岡空港、那覇空港のいずれかで乗り継ぎを行う必要があります。こちらも、石垣島にいくのであれば関西国際空港の利用が一番おすすめです。
なお、新石垣島空港、多良間空港からは直行便がでていますので、沖縄の各離島をめぐる旅行であれば検討してもよいかもしれません。
住所:沖縄県宮古島市平良下里1657番地128
運用時間:8:00 - 21:00
2019年3月に開業した日本で最も新しい空港。宮古島と橋で結ばれた伊良部島のさらに隣のにある離島「下地島」に位置しています。また、宮古島に行く途中には、旅行サイトのトリップアドバイザーが発表した「旅行者の口コミで選ぶ、日本の橋ランキング2016」で1位に輝いた「伊良部大橋」もありレンタカーでのドライブもおすすめです。
現在、みやこ下地島空港には成田空港、関西国際空港からの直行便のみ就航しており、那覇空港など県内の空港からもアクセスすることはできません。(2019年4月時点)
住所:沖縄県宮古島市伊良部字佐和田1727番地
運用時間:飛行機の発着時間に合わせて開館、閉館
県内で5番目に大きな離島である久米島は最近では野球キャンプで知られるようになりました。利用の中でも自然に恵まれ、真っ白な砂浜が2キロも続く「イーフビーチ」などマリンスポーツのメッカとも呼ばれています。久米島空港への直行便は就航しておらず、沖縄本島の那覇空港からのみのアクセスになります。
住所:沖縄県島尻郡久米島町字北原566−2
運用時間:8:00 - 19:30
伊丹空港は関西一円からのアクセス手段も豊富で、所要時間も各主要都市から1時間程度と利便性の高い空港です。特に空港リムジンバスは京都、奈良からでも片道1,000円程度と安くおすすめです。
挙式前はどうしても慌ただしくなってしまうものですが、少し早めに空港に行って滑走路の展望を楽しむ、ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランド直営のベーカリー「ル・パン神戸北野」などを食べてみるなど気分転換をするよい機会になることでしょう。
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