結婚式・披露宴にかかる費用は、全国的に総額で300万円~400万円。人気が高まっている沖縄でのリゾートウエディングの場合では、平均155万円ほどといわれています。
もちろん規模や地域によって差はありますが、料理・飲み物・衣裳・装花といったゲストへのおもてなしのために、どうしても高額になりがちです。
高額な費用のかかる結婚式、その支払いについては誰しもが気になるところです。ウエディングの支払いはどのようになっているのでしょうか。方法やタイミングをご紹介していきます。
いつ費用を支払うのか、高額なお金が関わることなので非常に重要なポイントです。ウエディングの支払いのタイミングは大きく分けて、前払い・後払い・当日払いの 3 つです。これは会場によって決められています。
契約の段階で伝えられることが多いのですが、支払いのタイミングにより資金調達の方法も変わってきますので、契約前に確認することが大切です。
■前払い
前払いのなかでも、支払いのタイミングは主に“申し込み時の内金払い”と“最終見積もり後の支払い”の2つがあります。
1.お申込み時(契約時)
結婚式費用の一部として、5~20万円位の内金が必要となる会場が多いです。
2.最終打合せ終了後
最終見積書が提示された後に、残金を指定の期日までに入金する会場が多いです。指定の期日の目安は、挙式1~2週間前のところがほとんどでしょう。
前払いのメリットは、結婚式前に支払いが済んでいるので、当日が気持ち良く過ごせるところです。結婚式後のことを気にせずに気兼ねなく楽しめますし、すぐに新婚旅行に出発する場合なども心配がありません。
気をつけなければいけないポイントは、事前に資金を調達しなければならないというところです。家族の援助などを受ける予定がある場合は、あらかじめ期限についても相談しておきましょう。
■後払い
結婚式の翌日以降の支払いを認めている会場もあります。期限は1週間以内、長くとも2週間以内としている会場がほとんどです。会場側にもリスクがあるので、あまり一般的な方法ではありません。
しかし、沖縄リゾートウエディングの場合は、挙式前日・または当日に急遽追加になった項目のみ、後払いになるケースもあります。
後払いの最大のメリットは資金調達に余裕があることでしょう。ご祝儀払いが可能で、不足分を用意する時間があり、家族への相談もしやすく、事前の心配も少なく済みます。
デメリットを挙げるとすれば、結婚式後に全額の請求書を受け取るので、余韻に浸る間も少なく現実に引き戻されてしまうことです。信頼によって成り立つ支払い方法なので、期限内に済ませるようにしましょう。
■当日払い
結婚式当日、披露宴の後に支払いを済ませる方法です。後払いと同様に、一般的な方法ではありません。当日に急遽発生するドリンクの追加や、ブーケの加工などの追加オーダーが当日払いになるケースはあります。
当日は、本人たちは二次会などで忙しく、家族や友人の手を借りる必要があるかもしれません。当日払いが発生する可能性がある場合は、スムーズに進められるよう準備を整えておきましょう。
支払いの方法として主流なのは、現金・クレジットカード・ブライダルローンの3通りです。それぞれのメリット・デメリット、注意点を交えながら紹介していきます。
■現金
現金での支払いには、振り込みと直接会場に持ち込む2つの方法がありますが、現金での振り込みを推奨している会場がほとんどです。
振り込みの場合は期日までに指定口座に入金をします。ATMでは1日の振り込み金額の上限が決められているので、銀行の窓口で振り込むのがオススメです。銀行の窓口では振り込み金額の上限がないため、手数料も1回分で済ませられます。
会場に直接持ち込む場合は、手数料はかかりませんが、現金を持ち歩かなくてはいけないので心配な人もいるでしょう。どちらにしても、期日までに現金を用意しなくてはならないので、前払いの場合は事前に資金を調達する必要があります。
■クレジットカード
クレジットカードでの支払いが可能な会場もあります。ポイントやマイルも貯まりお得なので、希望する人も増えていますが、対応していない会場もまだたくさんあります。事前の確認が必要です。
クレジットカード払いの最大のメリットは事前の資金調達の必要がないことです。一括の支払いでも翌月以降の引き落としになるので、少しだけ準備の時間ができます。分割やリボ払いもできますが、新生活に影響が出ないよう気をつけたいところです。
また、クレジットカードには限度額があるので注意が必要です。カード会社に限度額を引き上げてもらうか、複数枚のカードでの支払いが可能かプランナーさんに確認しておきましょう。
■ブライダルローン
ウエディングには専用のローン、ブライダルローンがあります。ウエディング向けのローンなので高額な融資が可能です。前払いで資金調達が難しい人や、ご祝儀の不足金に不安がある人には強い味方です。
結婚指輪や新婚旅行にも認められるので、結婚の費用として借入れすることができます。取り扱っている銀行や信販会社によって金利が違うので、しっかり調べてから利用しましょう。
デメリットはあくまでローン(借金)ということです。一般的なカードローンより金利は低いと言われていますが、その代わり審査も厳しく、時間もかかります。結婚式後もしばらく支払い続けることになりますので、新生活を圧迫しないよう計画的に利用しましょう。
いかがだったでしょうか。会場により支払い方法やタイミングは違います。高額な費用のかかる結婚式なので、会場を選ぶポイントのひとつとして事前に確認しましょう。
ふたりでしっかりと相談し、無理のないウエディング準備、結婚生活を過ごしてください。
メニューを閉じる