沖縄で食べた感動をお土産に!パインの正しい保存方法  

沖縄の北部はパインの産地。旬の時期は6月〜8月です。パインは酸っぱいというイメージがあるかもしれませんが、沖縄のパインは県外のパインより甘さがしっかりしているのが特徴。「全然酸っぱくない!」とびっくりされる方も多く、「パインは苦手だけど沖縄のパインは好き」と言う人もいるほど。

 

また、南国沖縄では新鮮なパインがお手頃価格で購入できるのも特徴のひとつ。気軽に食べることができ、お土産として購入する人も多くいます。手でちぎって食べられるスナックパイン・ボゴールパインなどもあり、観光がてらに海辺でパインをつまむなどの楽しみ方ができることも嬉しいですね。

 

今回は、美味しい沖縄のパインを自宅でも楽しみたい・友人にお土産で買って帰ってあげたいという方に向けて、沖縄からお土産にパインを持って帰った後の保存方法についてお伝えします。

 

パインは追熟しない果物なので早めに食べるのが◎

 

追熟とは、完全に熟してしまう前に収穫をして、収穫後に熟させることです。例えば、マンゴーは追熟する果物なので、常温保存しておくと徐々に熟れていき甘味が増していきます。そのイメージが強い方は、果物は買ってすぐに食べるよりも何日か経ってから食べた方が美味しくなると思う方もいるでしょう。

 

しかしパイナップルは他の果物と違い追熟しない果物なので、置いておくと「熟れる」のではなく、少しずつ「発酵」していきます。ですので時間をかけることで糖度が高くなることはありません。(ただし、酸味は和らぎます。)

 

そのため、買う時点で甘いパインを選ぶことがとても大事!甘いパインを選び、購入後はできるだけ早く食べるのが、一番美味しく食べる方法です。

 

甘いパインはこうやって見分ける!パインの選び方

 

先程も記載した通り、パインは追熟しない果物なので買う時に甘いパインを選ぶことが大事。甘いパインを見分けるために、下の6つをチェックしましょう。

 

①葉っぱが新鮮

もしパインに葉っぱがついている状態で販売されていたら、葉の部分に注目してみて下さい。葉がしおれておらず元気なものを選ぶようにしましょう。

 

②底にカビが生えていない

収穫から時間が経っていると、パインの底にカビが生えていることがあります。そこまで置いておくと熟しすぎている可能性がありますので、底もしっかりチェックしましょう。

 

③硬さがある

押した時に少し弾力がある程度の固さのものを選びましょう。柔らかすぎると熟れすぎて痛んでいる可能性があります。

 

④丸くぽっちゃりしていること

形も気をつけてチェックしましょう。細いパインよりも少しぽっちゃりと丸いパインの方が、糖度が高いパインになります。

 

⑤ずっしり重い

中身が詰まっているかどうかも大事なポイント。片手で持ってみて、ずっしりと重さを感じるパインを選んで下さい。

 

⑥いい香りがする

パインに顔を近づけてみてください。いい香りがしたら熟しています。

 

買う時はこれらのことに注意してパインを持ったり触ったり嗅いだりして、ちょうど食べ頃のパインをお土産にして下さいね。

 

パインを美味しく食べるための正しい保存方法はコレ!

 

甘そうなパインを購入したら、冷蔵保存で大事にとっておかずに出来るだけ早めに食べましょう。酸味が苦手な人は2、3日置いてから食べると酸味が和らぎます。

 

カットすると保存期限が短くなるため、夫婦ふたりで一緒に食べられるタイミングでカットしてくださいね。

 

丸ごと1個のパインをお土産に買った場合の保存方法

すぐに食べるのが難しい場合、なるべくカットはせずに、新聞紙に包んで直射日光の当たらない冷暗所か冷蔵庫の野菜室に入れて保存してください。保存期間は4〜5日間です。

 

新聞紙で包むことで、温度や湿度がある程度一定に保たれるため保存効果が高くなります。

保存する時は葉っぱを下向きにし、逆さまの状態にしましょう。そうすることで、パイナップルの底の部分に集まっている甘みが全体に広がります。

 

カットしたパインの場合の保存方法

1個丸ごと買ったけど冷蔵庫に入れるスペースがない、暑いので冷暗所も家にないのでカットして保存したい!という場合、カットされたパインはそのままにしておくとどんどん乾燥してしまうため、ラップで包んでから保存袋に入れての保存が最適です。

 

丸ごと1個のパイナップルよりも保存期間は短く、2、3日で食べることをおすすめします。

 

冷凍保存でパインシャーベットが食べられる!

できれば早めに食べるのがベストですが、お土産でパインを買って帰ってきたけれどなかなか食べる時間がない、量が多い、そんな時はカットして冷凍保存しましょう。

 

冷凍保存であれば1〜2ヶ月保存することが可能。冷凍されたパインは、生パインシャーベットとして美味しく食べられますよ。暑い夏にぴったりのスイーツですので、早めに食べるのが難しいという方はぜひ試してみてください。

 

もしも甘みが少ないパインを買ってしまったらどうすればいい?

 

パインを食べた時にちょっと甘味が足りないな、酸味が強すぎるなと思った場合の食べ方をご紹介します。

 

パインの砂糖漬けやパインジュースにして食べよう

甘味が少ない時は砂糖をまぶして何日か置くだけ!砂糖漬けパインができるのでそのまま食べてもいいですが、フルーツポンチに入れたり、ヨーグルトに入れると美味しいです。パインから出た水気は砂糖と混ざってパインシロップになっているので、ソーダ水に入れるとパインソーダとして味わうこともできますよ。

 

他にも、カットしたパインをミキサーにかけるとフレッシュパインジュースが出来上がります。甘さが足りない場合は少し砂糖を足してください。

 

このように、甘さが好きないパインも少し工夫するだけで簡単に美味しく食べられます。

 

パインを簡単にカットする方法

 

パインは見た目がゴツゴツしているし固いしどこから切って良いかわからない、そんな風に思う方も多いと思いますが切り方は意外と簡単です。ここからは、カットの手順をご紹介します。

  1. 葉っぱがついている場合、葉っぱと底部分を切り落とします。葉っぱで手を傷つけないように注意してくださいね。
  2. 縦に4等分に切ります。
  3. 皮と実を切り離します。皮側は甘味が少ないので厚めに切りましょう。
  4. 白っぽくて固い芯を切り落とします。
  5. 一口サイズに切れば完成!

 

ポイントは勿体無く感じるかもしれませんが、皮を厚めに切ることです。芯の切り落としを忘れないようにして下さいね。

 

まとめ

 

いかがでしたか?大事なのは、買う時にパインを糖度が高いかどうかよく見て選ぶこと、選んだパインを早めに食べること、早めに食べられない場合、食べられるタイミングに合わせて保存すること、そして甘みが少ないパインを買ってしまったとしても、砂糖漬けやジュースにするなど工夫をすることです。

 

沖縄のパインをお土産で買ったら正しい方法で保存して、是非お家でも楽しんで下さいね。

メニューを閉じる