【パターン別】旅行手配をゲストにお願いする際に気をつけたい。配慮ポイントまとめ

 

沖縄ウエディングで新郎新婦、ゲスト共に頭を悩ませるのが旅行の手配問題。新郎新婦と同じ旅程を組み、ゲストに案内をするケースもありますが、ゲストそれぞれの要望や都合もあり、それらを全て調整するのも大変なので、それぞれ独自にしていただくような場合も多いようです。

 

「お呼ばれは嬉しいけれど、旅費・ホテル代・衣裳やメイク、さらにはご祝儀までだと負担が大きすぎる!」「でも旅費を出して貰えるのかなんて野暮なこと、新郎新婦に聞けない」「旅費でかかるぶん、ご祝儀は差し引かせてもらってもいいかな……」など、かかる費用について、頭を悩ませてしまっているかもしれません。

 

せっかくの沖縄ウエディング、ゲストの負担をなるべく取り除いて、気持ちよく式に参加してほしいですよね。今回は旅行の手配をゲストにお願いするときに、事前にお伝えしておきたいスマートな配慮ポイントについてお伝えします。

 

旅行手配をゲストにお願いする5つのパターン

 

旅行手配をゲストに任せるといっても、その費用負担をどうするかについては、大きく分けると以下の5つのパターンがあります。

  1. 旅費(交通費・ホテル代金)を全て新郎新婦が負担
  2. 航空チケットを含む交通費のみを全て新郎新婦が負担
  3. ホテル代金を新郎新婦が負担
  4. 旅費の一部を「お車代」として新郎新婦が負担
  5. 全額ゲスト負担・新郎新婦は全く負担しない

 

旅費の負担をどうするかを事前に新郎新婦側で決めておくのはもちろん、ゲストに手配をお願いする場合は、上記の1~5のどのパターンに該当するかということと、4の「お車代」としてお渡しする場合は、旅費の一部についてはどのくらいの割合にするか、という点について、ゲストに事前に伝えておくのが後のモヤモヤを招かない重要なポイントです。予算に応じて、親族は全額負担、友人たちには一部負担といったように、切り分けても良いでしょう。

 

ただし、ゲスト同士は意外とこのあたりの話をすることも。親族や友人間で不公平感を抱かれないように、距離や親等などといった客観的な基準を設けて金額を設定しましょう。

 

ゲストに伝えるべき点はどこ?

 

沖縄という遠方のウエディングだからこそ、旅費をどちらが負担するのか曖昧なままにするのはやめましょう。ゲストがお金のことで心配になりそうな点は、なるべく取り除いてあげるのが、ホストとしてのマナーです。

 

伝える内容については、「もし自分が招待されたら何を気にするか」という視点に立って考えてみましょう。予算が難しくて全額負担が難しい場合でも、素直にその旨を伝えます。また、ゲストが旅費を負担する場合、それに応じてご祝儀不要の場合は、その旨も事前に伝えておくのがベストです。

 

最初に提示した以下の5つのパターンごとに、伝えるべき点をまとめました。

 

 

1:旅費(交通費・ホテル代金)を全て新郎新婦が負担→精算方法をどうするか。

旅行手配をゲストに任せつつ、旅費は負担するというパターン。こちらははあまり多くないケースです。ただ、相手の事情によって、こちらの用意したものでは対応できず、手配をお任せする場合は、

 

・飛行機の便、ホテルなどを確認してこちらで予約・支払いを行う

・精算後に請求書や領収証をもらう

 

といった段取りについてあらかじめ確認しておきましょう。

 

2:航空チケットを含む交通費を新郎新婦が負担

航空チケットを手配するのに必要な情報をいただき、こちらで発券するのか、あるいは領収証などをもらって精算するのかどうか。また、式の時間から逆算した便や、式場に近いホテルの案内などもしておくと親切です。

 

3:ホテル代金を新郎新婦が負担→ホテルの案内、ホテルまでの交通機関の案内

飛行機の手配はお願いしたい旨と、ホテルの案内、空港からホテルまでの交通機関(リムジンバスなど)の案内をしましょう。

 

4:旅費の一部を「お車代」として新郎新婦が負担

旅行手配のお願いと、一部を「お車代」として支払う用意があること、その金額。そして、最寄り空港、発着便、会場の案内と会場近くのホテルについてお知らせしましょう。

 

5:全額ゲスト負担・新郎新婦は全く負担しない

旅行手配のお願いと、旅費負担ができない旨について。負担できない代わりにご祝儀辞退の旨などがある場合はそれも付け加えましょう。そして、最寄り空港、発着便、会場の案内と会場近くのホテルについてお知らせしましょう。

 

旅行手配と言っても、旅慣れた人であればネットでさっとできてしまうことも、普段旅行をされない方や、高齢の方にとっては難しいことがあるかもしれません。手配をお願いするといっても、ケースバイケースで、必要に応じてフォローしてくださいね。

 

事前って、いつ伝えたらいいの?

 

沖縄ウエディングについては、ゲストによっては休暇申請などの手配や準備が必要な場合も。声をかけるタイミングはなるべく早めにするのが良く、招待状を渡すよりも前がおすすめです。そもそも、人数がある程度かたまらないと、会場も決まりません。

 

費用負担の有無や、どのくらい負担するのかをきちんと伝えておけば、ゲストも計画が立てやすくなります。ゲストの出席の諾否を事前にある程度固めておいた方が、招待状の無駄も省けますし、ゲストも予算が立てやすくなり、一石二鳥。

 

事前に細かく伝えておけば、招待状はいらないように思われるかもしれませんが、必要事項の確認用にも紙で作った招待状は重要。できればきちんと用意しておきたいものです。

 

まとめ

 

沖縄ウエディングは、海外ウエディングに比べて旅費などはリーズナブルなものの、スケジュールの確保や金銭面の負担もあるのでゲストに対する丁寧な案内が重要です。

 

ゲストの方の心配を取り除き、快く列席してもらうためにも、言いづらいお金の面をクリアにしておくのはこちらの配慮です。「細かい!」と不安に思うかもしれませんが、費用負担の問題は、挙式参加の可否や、ご祝儀の金額にも関わる大事な問題。

 

あいまいにせずキチンと伝えることで、こちらの誠意を見せることにもなります。参加する方の気持ちの負担を取り除いてあげることで、気持ち良く式に参加してもらいましょう!

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