沖縄リゾートウエディングに来てくれたゲストへ感謝を伝えるウエルカムスピーチとは?

最近、結婚式の定番となりつつあるウエルカムスピーチ。沖縄などのリゾートウエディングの場合、ゲストのほとんどが遠方から駆けつけてくれることになります。

ここでは、はるばる来てくれたゲストに感謝を直接言葉で伝えるための、ウエルカムスピーチのポイントや例文をご紹介します。
 

ウエルカムスピーチとは?

結婚式には主役となる新郎新婦をお祝いするために遠方からもゲストが駆けつけてくれています。

特に沖縄等のリゾート地でウエディングをする際は、ほとんどのゲストが飛行機を使って泊まりがけで来てくれるケースが多いでしょう。

結婚式においてゲストに感謝の気持ちを伝える方法やタイミングはたくさんありますが、その一つとして最近ではパーティーの最初に、ウエルカムスピーチを取り入れる新郎新婦が増えています。

居住地で行う結婚式では、司会者が司会進行をして新郎新婦にかわり挨拶やゲストへの感謝を述べる流れが多かったですが、リゾートウエディングでは、新郎新婦から直接ウエルカムスピーチでゲストへの挨拶や謝辞を述べるのが定番となりつつあります。

ウエルカムスピーチを行うタイミングは、披露宴会場に新郎新婦が入場し、着席前に行うことが多いです。

ウェルカムスピーチ後にそのまま新郎新婦が乾杯の発声をする場合もあります。

新郎新婦がウエルカムスピーチをすることで、司会者の進行とは違って会場の雰囲気を和ませる効果も期待できます。一般的にウエルカムスピーチは新郎が担当することが多いですが、新婦がスピーチすることもありますし、交互に話す新郎新婦もいるなどカップルによって違います。

ゲストの注目が集まる大事なところであるだけに、緊張するシーンですので、新郎新婦は失敗しないように事前にしっかりと準備や練習をしておくと良いでしょう。
 

ウエルカムスピーチで押さえるべきポイント

一般的に、新郎謝辞や新郎挨拶は披露宴の締めくくりとして最後にも行われます。

ウエルカムスピーチは最後の謝辞や挨拶とは違って、簡潔にまとめるのが理想です。文字的には300字程度、時間的には1分から2分で終わるようにまとめましょう。

ウエルカムスピーチは準備がない場合、話したいことを全部詰め込もうとして饒舌になってゲストを飽きさせたり、逆に何を話すべきかわからなくなって披露宴の雰囲気を盛り下げたりすることもあり得ます。

ポイントを押さえて、コンパクトにまとめたいものです。ウエルカムスピーチで押さえるべきポイントは、スピーチ構成にあります。

ウエルカムスピーチには、参列してくれたお礼、挙式の報告、披露宴の趣旨説明、締めの言葉を含ませるのがポイントです。時間的には短いスピーチではありますが、その中にポイントをすべて盛り込みます。余裕があれば、笑いを誘うような要素を入れてみるのも良いでしょう。

ただ、結婚式では避けるべきとされる忌み言葉には注意が必要です。忌み言葉は不幸や不吉を連想させてしまう言葉、別れを連想させてしまう言葉、同じ言葉や同じ意味の言葉を重ねることで「繰り返す」意味となり、再婚や悲しいことを連想させる重ね言葉が有名です。

意外と普段よく使う単語も含まれているため、事前に調べておきましょう。

緊張で頭が真っ白になりそうだと心配な新郎新婦の中には、カンニングペーパー(カンペ)のようなメモを用意する場合もあります。

メモを見ながらの挨拶でもマナー違反にはあたりません。ゲストに気づかれないようにこっそり見るのではなく、むしろ「緊張しているのでメモを見ながらご挨拶させていただきます。」と堂々と前置きを入れてから読み上げることで笑いを誘う新郎新婦もいます。

メモを読む際は、メモに集中しすぎるとずっと下を向いたままの挨拶になってしまうので、時々は顔をあげてゲストの顔を見るように注意しましょう。
 

ウエルカムスピーチの例文

ウエルカムスピーチで押さえるべきポイントを踏まえて例文を挙げます。どんなゲストがいても失礼にならない、かしこまったスピーチの例文をご紹介します。

親族のみや、ごく親しいゲストだけを招いて行うことが多いリゾートウエディングでは、形式にとらわれすぎず、ふたりらしい言葉を選んでも全く問題ありません。事情や状況に合わせて独自のアレンジを加えるのが良いでしょう。

遠方からのゲストが多いリゾートウエディングでは、まず最初に「私たちのために遠方よりお集まり頂き、誠にありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えましょう。

次に、挙式の報告をします。式と披露宴が同日なら「先程、見守られ無事に式を挙げることができました」と述べましょう。もし、別日程で挙式や入籍をすでに済ませている場合は、いつ、どこで結婚式を行い、結婚生活をすでにスタートさせている旨の文に変えます。

披露宴の趣旨説明は、「本日は、ささやかではありますが、私たちが日頃からお世話になっている皆様に感謝の気持ちをお伝え致したく、このような宴席を設けさせて頂きました」というフレーズが定番です。

沖縄を結婚式の場所に選んだ理由もこの時に伝えられるのが良いでしょう。

例えば「ふたりで旅行をした想い出の地で結婚式をしたいと思い…」「美しい沖縄の海を見ながら、皆さんとゆったり話す時間が持てたらと思い…」といった簡単な内容で大丈夫です。

最後に、「短い時間ではありますが、皆様にごゆっくりとお楽しみ頂ければ幸いでございます。」という言葉で結びます。

万が一雨が降った場合の時に使える例文もあります。スピーチの冒頭の挨拶で、「ご多用の中」を「お足元が悪い中」という言葉に変えることで、雨の日に結婚式に足を運んでくれたゲストに感謝の気持ちを伝えることができます。

その他、「雨降って地固まる」など雨にちなんだことわざを取り入れる等のアレンジを加えてもいいでしょう。
 

ウエルカムスピーチでゲストに感謝を伝えよう

ウエルカムスピーチは緊張するかもしれませんが、ゲストも温かく見守ってくれています。

もし失敗してしまっても、ウエルカムスピーチでは失敗も笑いに変わることが多いです。中には、新郎が緊張している様子を見かねて、ゲストが声をかけて笑いを誘ってくれることで緊張を和らげてくれることもあります。

新郎新婦は緊張しすぎず、ウエルカムスピーチではるばる沖縄まで来てくれた大切なゲストに素直な感謝の気持ちを伝えましょう。

(画像は写真ACより)
 

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