結婚式場や日時が決まったあと、まず準備に取りかかるべきことの一つである招待状。
居住地等での結婚式では、結婚式出欠の返信期日は式の1ヶ月前くらいとするのが目安ですが、飛行機・宿泊の手配も必要になる沖縄リゾートウエディングの場合は、余裕を持って 1〜2 ヶ月前の日取りの良い日に設定することが多いです。
招待状を送ったカップルは準備の兼ね合いもあって気持ちが焦ったり、中々返信がないことで忘れられているのではないかなどといった不安を感じたりする場合もあるかもしれません。返信が来ない場合は催促をして良いものか、どれくらい待つべきか迷う人も多いでしょう。
今回はその招待状の返信についてご紹介していきます。
結論として、中々返信がないゲストには催促をして問題ありません。
ただし、催促は誰であっても言い出しにくいことです。催促をすることで相手が不快に思うかもしれないと、不安に感じる新郎新婦は多いでしょう。
ゲストにも色々な事情があります。実際に、多忙で返信を忘れている場合や引っ越しして手元に届いていない場合など、多様なケースが存在します。
行き違いを防ぐためにも、催促は返信期日の2日から3日後以降にしましょう。
また、催促をする場合は、ゲストが親しい間柄の人であっても「行き違いであれば申し訳ないですが…」といった、クッション言葉をいれて、確認をしてみましょう。
催促のポイントは出欠の確認をすることです。ゲストによって方法や表現は使い分けましょう。
■ゲスト別による確認手段
親族なら新郎新婦が直接催促する他、両親を通して確認してもらう方法があります。
友人ならSNSやメールを通したり、電話でやり取りしたりしても問題ありません。
職場の上司は直接会って話す方が望ましいですが、難しい場合はメールでのやり取りで済ませる場合もあります。
■催促の際の文章
例文
「先日お送りしました、◯月◯日の私どもの結婚式の件で、ご連絡をさせていただきました。
◯◯さんのご都合はいかがでしょうか。お忙しいところ、大変恐縮ではございますが、ご出席いただけるか否かのご連絡をいただけましたら幸いです。
行き違いでご返事いただいていた場合、誠に申し訳ございません。お手数をおかけいたしますが、宜しくお願いいたします。」
このように、はじめに時候の挨拶を入れたり、「お疲れ様です」、「お忙しいところ、大変恐縮ですが」といったクッション言葉を入れたりすることで印象を和らげることができます。
返信期日の2日から3日後に催促するとしても、遅延など何かしらの事情で行き違いの可能性も否定できないため、行き違いであれば申し訳ないという文章を入れておく方が感じが良いです。
また、期日を過ぎても返信しない相手を責めるように取れる文脈は聞いたり、読んだりした際に気持ち良くはありません。
また「きちんと届いていますでしょうか?」といったような手違いによる未達の可能性をにおわせるなど新郎新婦を下げて相手を立てるような文脈が無難です。結婚式場に人数確定を急かされたなど式場を理由にするのも良い方法です。
ウエディング系のサイトなどでは、親族や上司、友人、遠方の人など相手別による返信の催促文例が多く用意されています。他にも、メールや電話でのシチュエーション別など色々なパターンが見られます。文例を参考にしつつ、自分なりの言葉や表現で相手に上手に伝えましょう。
連絡をして、出席の返事を口頭やメール等で確認できたゲストに関しては、感謝の気持ちを伝えた上で返信はがきを出してもらえるように伝えます。
■返信はがき
返信はがきはゲストの住所や氏名の漢字表記を正確に把握するためにも重要です。席次表や席札の名前表記が間違っているといくら催促を丁寧にしても、すべてを台無しにしてしまうくらい礼を欠くことになります。
そのため、ハガキの返信ではない方法で出欠がわかったとしても、
返信ハガキも送ってもらうように改めてお願いするのがよいでしょう。
返信はがきに関しては、期日指定をしたり、至急といった単語を使ったりすると相手が負担に感じるため望ましくありません。
ただ、催促の時点で出欠の可否が不明だと答えた人の場合は例外です。式場に最終の期限を確認した上で、出欠の可否が不明なゲストに返信期限を伝えるのはマナー違反には当たりません。
結婚式の返信は1週間以内を目安に出すのがマナーだともいわれますが、招待状の返信が期日までにこないことは今までに結婚式準備をした多くの新郎新婦が経験していることで、決して珍しいことではありません。
返信のない相手に対して失望したり、ショックを受けたりせず、ゲストにも色々事情があると肯定的に考えましょう。中には、口頭で出席を伝えたから返信は不要だと考えている人もいます。
新郎新婦にとっては、期日までに返信がないことでスケジュール通りに準備が進まないことにイライラすることもあるかもしれません。しかし、大切なゲストに不快な思いをさせず、双方気持ちよく結婚式当日をむかえられるように、心に余裕をもつことが大切です。
また、出欠の可否が不明なゲストについて、直前まで待ったすえに出席できないといわれることもあるでしょう。もちろん出席してくれると嬉しいですが、欠席の可能性もあると想定をしておくと心も穏やかでいられます。
席次表の印刷や席札などの準備は後回しにして、今できる準備に取り組むことがベストです。色々と気を遣うことの多い結婚式の準備ですが、過程も楽しみながら本番の式に臨めるように準備を進めましょう。
(画像は写真ACより)
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