沖縄のリゾートウエディングでは、新郎新婦がドレスコードを決める場合も。一般的な結婚式に比べてドレスコードを自由に設定しやすいのは沖縄ならではと言えるでしょう。
ドレスコードがある場合、それに沿った服装を選択するのが一番ですが、ドレスコードがない場合、どんな服を着て参加すればいいのでしょうか。
「せっかくだから沖縄らしい服を着て参列したい」「何が良くて何がだめなのか分からない」という方のために、沖縄リゾートウエディングで男性・女性におすすめの服装とNGの服装をご紹介します。
沖縄でもフォーマルなドレスやスーツはもちろんOK!ただし、沖縄は気候が暖かく、場合によってはビーチでの撮影もあったりと、普段の結婚式とは少し違っています。
せっかくですから、いつものフォーマルドレスやスーツより、少し明るい色を取り入れたり、薄手の生地を選んでみてはいかがでしょう。太陽の日差しが強く、湿度も高い沖縄でフォーマルな服装は想像以上に体力を消耗してしまします。
ヴァージンロードはフォーマルスーツで歩きたい!というお父様の場合も、挙式後には沖縄の正装であり、とても快適なかりゆしウェアに着替えるのがおすすめです。
沖縄県で、正装として定着している「かりゆしウェア」。沖縄では、結婚式はもちろんビジネスの場でもかりゆしウェアは活用されています。
かりゆしウェアには2つの条件があり、1つは沖縄県産であること、もう1つは沖縄らしいデザインであること。沖縄特有のかりゆしウェアは、1着購入することで思い出にも残るでしょう。
価格は2000円台~20000円と幅広く、お土産がてらに安めのものを購入してもよし、リゾート地などで何度も着る用に特別なものを購入してもよしと、購入の幅が広いのも魅力です。300円~貸出可能なレンタルもあるので、安く借りて1日だけ沖縄県民気分を満喫するのもおすすめですよ。
また、「かりゆし」は沖縄の方言で「めでたいこと」「縁起の良いこと」という意味。大切な友人の結婚式に、祝福の気持ちを込めてかりゆしウェアで参列してみてはいかがでしょうか。
実はかりゆしウェアには、定番の襟付きシャツ型だけでなく、リゾート婚らしい華やかなワンピースタイプのものも。「とにかく沖縄リゾート婚らしく、華やかに友人を祝福したい!」という方には、ワンピースもおすすめです。
[写真提供:かりゆしウェア専門店MAJUN]
◆おすすめブランドはMAJUN(まじゅん)!
アロハシャツとかりゆしウエアの違いが分からない、という方も多いのでは?アロハシャツはハワイで親しまれているシャツとして、パイナップルやココナッツなどのトロピカルな柄が多いのが特徴です。また、アロハシャツには薄地で柔らかい素材のものが多いというのも特徴のひとつ。
かりゆしウエアは、アロハシャツをモチーフにつくられていると言われており、基本的な形状やデザインはそっくり。ただ、かりゆしウエアには様々な定義があり、定義をクリアした「沖縄の県産品で沖縄らしさを表現したもの」がかりゆしウエアとして定義されています。
ちなみにかりゆしは、沖縄の方言で「めでたい」ですが、アロハは、ハワイ語で「行為・愛情・慈悲・優しい気持ち・思いやり・挨拶」などの意味があるようです。込めたい想いに沿って選択してもいいかもしれませんね。もちろん、デザインの好みで選択するのもアリ!
沖縄らしい服装でいきたいという方はかりゆしウエアを選ぶのがおすすめです。かりゆしウエアの場合90cm以下のキッズサイズがないため、小さな子供がいて、家族全員でお揃いコーデを楽しみたい、という方はアロハで揃えるのがおすすめです。
沖縄リゾート婚では、短パンスタイルもOK!ただ、新郎新婦や招待客の層により、NGの場合は事前にゲストに伝えましょう。「何でもOK」の挙式の場合は短パンでも問題ありませんが、私服のようになってしまわないよう、かりゆしウエア+短パン、や、写真のようにワイシャツ+短パンなど、合わせ方を工夫しましょう。
かりゆしウェアに合わせる場合、パンツインせずに、パンツ(スカート)の外に出して着用するのが定番スタイルなので、参考にしてみてください。
県外ではサンダルNGがほとんどですが、沖縄リゾート婚では身内や近い人のみの場合、サンダルOKな場合も。県外では「結婚式だから」=サンダルNGとなりますが、沖縄では「その結婚式」がOKかNGかということになります。
沖縄リゾート婚では、「どこまでがNGなのか」迷うゲストが多いはず。本来の結婚式ではNGとされるため、サンダルOKな結婚式を挙げたい場合、ゲストに事前に伝えてあげると親切でしょう。
Tシャツやデニムに関しても、サンダル同様「結婚式による」が正解。完全にNGということはありません。基本的に新郎新婦や、ゲストとのコミュニケーションがとれていれば「自由」とされる沖縄リゾート婚。ゲストを迷わせることなく「どこまでがOK」なのかを事前に伝えてあげましょう。
フォーマルなドレスと違って、チューブトップなどのノースリーブのデザインが主流である「サマードレス」。
女性らしい可愛らしさや上品さもありながら、南国の開放感も演出してくれるので、フォーマルとかりゆしの中間を取りたい方におすすめです。友人同士でお揃いのサマードレスを購入しても可愛くなりそう。アクセントとして頭や首元に、お花や小物をつけるとより華やかになりますよ。
ただし、チャペルの挙式では、ドレスの上にストールやカーディガンを羽織るのがマナー。カジュアルな挙式であっても、冬は寒い時期もあり、海沿いのチャペルの場合は海風が強い場合もあるので、羽織るものは必ず用意しましょう。
県外同様、花嫁と被ってしまう可能性の高い白のドレスはNG。リゾートウェディングでは特に、ボリュームのあるドレスではなく動きやすいシンプルなドレスを選ぶ花嫁も多いので白いワンピース等も避けた方がいいでしょう。
県外同様、白っぽい小物はOK。ただしボレロやストールが“真っ白”の小物には注意しましょう。白っぽいストールを着用したい場合、薄いグレーやクリーム色のストールが無難でしょう。
決まって「これがNG」がない沖縄リゾート婚だからこそ、服装について事前の伝え方には配慮が必要。事前に伝えるべきポイントをまとめました。
式場によってはTシャツや短パンNGもあるので、事前に確認してゲストに伝えてあげましょう。
一番気を付けたいことは、両家の服装の温度差が出ないようにすること。例えば片方がきっちりした服装、片方は沖縄慣れしていてラフな服装で参列した際、きっちりした服装の両親が「あんなラフな格好で来て・・」と思ってしまうことのないよう、事前に『沖縄リゾート婚だから、あまり固くならないように』など伝えておくと、両家のギャップが出にくくなるので、トラブルを防ぐことができます。
ゲスト同士も同様、ラフすぎて「私だけ浮いてるかも」と思ってしまう人が出ないよう、予め「どんな挙式にしたくて、どんな服装を選んでほしい」というのを伝えておけると、ゲストも安心して洋服選びができるでしょう。
沖縄の気温の高さは、県外にいながら洋服を選ぶゲストからは想像できないことも。気温の高い沖縄で、留めそでで参列して熱中症になってしまった・・などということがないよう、事前に「涼しい格好で来てね」など伝えておくと良いでしょう。
いかがでしたか?沖縄リゾート婚は、ルールづくりも新郎新婦の「どんな結婚式にしたいか」にかかっています。ゲストが洋服選びに困らないよう、事前に「どこまでのルールを設定するか」を伝えてあげることで、自由度を分かりやすくしてあげましょう。
また、両家親族やゲスト間で衣装がバラバラだと気まずい思いや不快な思いゲストに与えてしまう可能性があります。ゲストに心地よく過ごして貰う為にも、伝え方の注意点を参考に、事前にしっかりコミュニケ―ションを取るようにしましょう。
青々とした海や空をバックに写真を撮るイメージで色やデザインを選ぶと、より思い出に残るリゾート婚になるかも。沖縄結婚式を盛り上げる自分なりの服装を選べるよう、事前に案内してあげてくださいね。
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