リゾートウエディングで メインテーブルは必要?30名以上なら設置するのがおすすめ

開放的な南国の空気の中で行うリゾートウエディング。堅苦しいマナーは置いておいて、アットホームな式にしたい……そう望んでいる方も多いのではないでしょうか?そんな時に気になるのが「メインテーブル」、つまり新郎新婦がひな壇のように座る「高砂」(たかさご)席の問題。

 

一般的な披露宴では、当たり前のようにある高砂席ですが、平均人数も少ないリゾートウエディングで設置されていると、かしこまって見えてしまうし……アットホームな式にしたい!と思う方ほど悩んでしまう問題ですよね。

 

結論から言うと、招待人数によっては高砂席の設置をおすすめします。目安は30名程度。今回は、メインテーブルの必要性と、人数の問題について解説いたします。

 

そもそも「メインテーブル(高砂)」って何?

 

もともとは能の舞台からその由来が来ているという「高砂」(たかさご)。結婚式の時に新郎新婦が座るメインテーブルで、通常はゲストよりも一段高いステージのようになっているのが特徴です。

 

最近では、

  • 従来の格式のある高砂席よりも、段差をなくしてゲストと同じ高さに
  • テーブル部分をなくして、椅子やソファのみでゲストと自由に歓談できるように
  • いっそ高砂自体をなくして、新郎新婦が同じテーブルを囲む

 

といったアットホームな形式にしたりなど、時代と共にスタイルが変わり、そのありようもフレキシブルなものになってきています。また、メインテーブルの装飾にこだわると費用が高くなることもあるので、装飾についても予算と照らし合わせてしっかり打ち合わせを行いましょう。

 

メインテーブルがない場合はどうなる?

 

家族や親族のみなど、少人数で行われることも多い沖縄リゾートウエディング。そんな時は高砂席をあえて設けず、流しのテーブル中央やお誕生日席に新郎新婦も着席するスタイルがおすすめ。ゲストとの距離が近く、アットホームな雰囲気になりますよ。

 

メインテーブルがある場合は、新郎新婦の座る高砂席に一番近い最前列の席が上座。一緒に着席する場合も、新郎新婦に近い場所が上座、一番遠い席が下座になります。

 

上座→下座の列席の順番ですが、一般的には「主賓→上司・恩師→友達・同僚→親族」となります。さらに、親族の中でも新郎新婦と関係の遠い方・年配の方が上座、両親や兄弟は下座になります。

 

とはいっても、メインテーブル無しの場合は主賓や上司などがいないことも多いので、気にしすぎる必要はありません。原則を頭に入れつつ、実情にあったフレキシブルな席順を考えてみましょう。もし、式の参列者が20名以内なら、大きなテーブル1つでも大丈夫。ゲストとより親しむ一体感のある結婚式になりますね。

 

 

ある程度の人数でも1テーブルにしたい!という方には、海外の結婚式からコの字型にするアイディアも。確かにこれなら、皆でひとつのテーブルを囲むことができますね。

 

高砂を作った方が良いのはゲスト人数は30名以上が目安

 

もし、ある程度の規模の結婚式を考えている場合は、テーブルが複数になってしまうので、新郎新婦と同じテーブルを囲めるゲスト、囲めないゲストの差ができてしまいます。

 

また、前のテーブルが邪魔になって新郎新婦を見ることができない、なんてことも……

この場合は段差のある高砂をきちんと作って、ゲストの皆様にふたりの姿をお披露目するようにしましょう。

 

また、年配のゲストが多い場合、やはり分かりやすいメインテーブルを作った方が、形式にのっとっている挙式として好まれる傾向もあります。

 

目安としては30名以上の場合は、メインテーブルや高砂席を設置することを検討したほうが良いでしょう。

 

高砂だけの席を設置するのはあり?

 

最近多く見られるのが、メインテーブルを置かずに椅子やソファなどで作る高砂席。

 

しかし、ソファだと体が沈みがちで、背もたれにもたれかかるとだらしなく見えてしまうことから、新郎新婦は美しく見えるように姿勢をキープするのが大変です。せっかくの素敵な衣裳がだらしなく見えてしまうのは避けたいところ。

 

また、テーブルがないことで足の置き所がなく、常に全身を見られるという緊張感もあって、疲れることも多いです。新郎新婦もシャンパンなどのドリンクや食事を楽しみたい場合には、お皿を置くテーブルがないので不向きという側面もあります。

 

逆に、談笑メインの式で、新郎新婦もゲストテーブルを回るようであれば、テーブルに邪魔されずに移動できるので楽というメリットがあります。新郎新婦だけでなく、ゲストもカジュアルに行き来でき、写真も撮りやすいし、ドレスの裾まで映すこともできるので、ドレス姿の写真をたくさん撮りたい方には、特におすすめできる形式です。
 

まとめ

 

メインテーブル・高砂席を作るor作らないでお悩みの方は、まず人数で考えてみましょう。

 

・20名以下→メインテーブル無しでも新郎新婦も含めて1つのテーブルを囲むことができます。

・20名以上~30名未満→できれば設置するのがベター。場合によってはコの字型テーブルも検討してみては

・30名以上→テーブルを複数に分ける必要があるので、皆から新郎新婦が良く見えるように設置するのがおすすめ

 

テーブルではなく席だけ作るのも、カジュアルに行き来できるのでアットホームな式にはおすすめ。ただし、常に全身みられるので姿勢は常に正して。

 

結婚式というイベントは、ゲストの方に自分たちをお披露目するもの。人数は一つの目安として、どの位置からでも新郎新婦が見えるように、メインテーブルの設置を考えてみましょう。

 

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