かりゆしウェア着用時の靴は?足元おすすめをご紹介

かつての冠婚葬祭とは、雰囲気の違う、カジュアルなスタイルの挙式が増えています。

沖縄も例外ではなく、元々地域に根付いていた「かりゆしウェア」を親族や出席者が着用することが増え、県外からのリゾートウエディングにも浸透してきています。

 

かりゆしウェアは沖縄の公官庁でも夏場の正装と認められている装いで、冠婚葬祭の全てに着用が可能。シャツ袖をボトムスの外に出し、襟、袖周りがゆったりとしているので、通気性がよく快適に過ごすことができます。

 

また、素材自体も吸水性に優れ、汗じみが目立たないものが多く、直射日光が強く、屋外で挙式が行われることも多いリゾートウエディングにとってなくてはならない衣服になりつつあります。出席者一同が身に着けることで会場全体が一気に華やぎ、リゾート感が増すこともリゾートウエディングに選ばれる理由のひとつ。近年では挙式に出席する両親に、新郎新婦からプレゼントすることもあるそうですよ。

 

しかし、華やかで色彩豊かなものを選ぶ一方、カジュアルすぎない着こなしにするにはどうしたら良いのか戸惑う方も多いのではないでしょうか。特に男性の場合、普段スーツを切るときに身に着けている靴でいいのか、それともサンダル?と迷うこともあると思います。

 

ここでは、そんな爽やかでかつ、冠婚葬祭としてのメリハリのあるかりゆしウェアの足下のコーディネートについてご説明します。

 

【女性編】女性の足元マナーとOK・NG例をご紹介

 

沖縄県では女性も冠婚葬祭の場でかりゆしウェアを身に着けています。女性に関しては、シャツタイプ、ワンピース・ムームータイプのものなど様々なかりゆしウェアがありますがどちらでも構いません。

 

かりゆしは何を合わせればいいの?カジュアル婚はどこまでOK?にお答えします!

 

結婚式で参列する際の女性の一般的なマナー

一般的に、女性が結婚式に参列する際の足元は「つま先が隠れるもの」とされており、パンプスで参列する場合がほとんどです。

 

結婚式=一般的には「フォーマルを心掛ける場所」。足の指が見えてしまうのはフォーマルに反するという考えから、つま先が出ているデザインのオープントゥ・パンプスやサンダル、ミュールなどはNGとされています。

 

沖縄リゾートウエディングでは、サンダルやミュールもOK!

フォーマルを心掛ける=パンプスというお話でしたが、フォーマルにはこだわらないというカジュアルな結婚式に関しては、サンダルやミュールなど「つま先が出るもの」でもOK!特に沖縄リゾートウエディングの場合、少人数やカジュアル婚が多く、気候が高いことやビーチ・ガーデンへの移動する場合も多いため、サンダルやミュールを良しとする場合がほとんどです。

 

ただし、新郎新婦が望む挙式によって靴や服装がどこまでOKなのかは変わってくるので、新郎新婦に確認しましょう。かりゆしワンピース+ミュールで爽やかに、シャツタイプとタイトスカート+パンプスできれい目スタイルなど、「せっかく沖縄リゾートウエディングだから、こんな風に合わせたい!」というスタイルに挑戦してみては。

 

リゾートウエディングでも避けた方が良い足元と注意点

最近ではビーチサンダルでもOK!というかなりカジュアルな結婚式もあり、新郎新婦の意向によっては何でもOK!な場合がほとんどですが、たとえカジュアル婚であってもヘビ柄やワニ柄など、明かな動物柄の革靴は殺生をイメージさせてしまうため、避けた方が良いでしょう。

 

また、挙式前から前乗りする時に気をつけたいのが手足の部分焼け。ミュールやサンダルを履いて日焼け止めを塗らずに参列すると、足の指先だけ日焼けしてしまうということも。沖縄の日差しは強く、夏場は数分で日焼けしてしまうためUV対策は必須です。

 

【男性編】男性の足元マナーとOK・NG例をご紹介

 

沖縄県では結婚式では男性はスーツかかりゆしウェアが一般的です。しかし、普段かりゆしウェアを着慣れないゲストにとってパンツや履物のコーディネートは悩みどころの1つではないでしょうか?そんな、男性のかりゆしウェアには何を合わせればいいの?カジュアル婚はどこまでOK?にお答えします!

 

結婚式で参列する際の男性の一般的なマナー

結婚式=一般的には「フォーマルを心掛ける場所」。という点では男性も同じ、結婚式の装いはかりゆしウェアかスーツ、足下は革靴というのが一般的。

 

なお、最近ではビーチサンダルでもOK!というかなりカジュアルな結婚式もあり、そういった場合にはデッキシューズやスリッポンも着用できます。綺麗であればサンダルやスニーカーもOKですよ。

 

新郎新婦の意向によっては何でもOK!な場合がほとんどですが、たとえカジュアル婚であってもヘビ柄やワニ柄など、明かな動物柄の革靴は殺生をイメージさせてしまうため、避けた方が良いでしょう。また、ベルトや鞄、ネクタイピンなども同様に動物柄はNGです。

 

靴のタイプは冠婚葬祭に合ったものを基本に!紐のついた靴が無難

結婚式などの冠婚葬祭には、黒のストレートチップの紐のついた革靴を履くのが基本とされています。しかし、かりゆしウェアのように少しカジュアルな装いには、プレーントゥやUチップ、Vチップでも問題ありません。逆に、同じ茶・黒の革靴でもウィングチップ、モンクストラップ、ローファータイプの靴はカジュアルすぎてしまうためウエディングでは避けたほうが無難です。

 

また、革靴は基本的にピカピカに磨いておくのが、男性の身だしなみとされていますが、冠婚葬祭にはエナメルのような光沢のある靴は避けましょう。また、クロコダイル、スエード(起毛革)など派手なもの、光沢が全くないものも、冠婚葬祭にはふさわしくありません。

 

まとめ

 

県外の人にとって、冠婚葬祭の場での、かりゆしウェアでの着こなしはフォーマルとカジュアルさのバランスが難しく、悩みどころの1つではないでしょうか。

 

そもそも、かりゆしウェアの歴史はまだ浅く、きちんとTPO別にマナーやルールが決まっていないというのが正直なところ。例えば、数年前まで、かりゆしウェアの襟に折り目はなく、くたっと寝ているものが一般的でした。ところが近年では、ビジネス、フォーマルに合わせてピンと襟のたった、ボタンダウンタイプのかりゆしウェアが一般的で、柄も県外で夏場に着ても違和感のないようなシンプルな柄が増えています。

 

ですから、あまり深く考えすぎず、スーツと同じく、ボトムスにはきちんと折り目をつける、靴は磨き、靴底のすり減っていないものを選ぶなど清潔感に気をつければ問題なく着こなせるはず。

 

自由なスタイルも魅力の沖縄ウエディングだからこそ、 何よりも、新郎新婦の結婚をお祝いする気持ちがから出た、マナーや身だしなみが大切です。

 

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