沖縄の湿気・海風にも負けないおすすめヘアの作り方

2019.05.09

準備ノウハウ

せっかくのリゾートウエディング。お気に入りの髪型のまま、素敵なまま写真におさめたいですよね？では、沖縄でウエディングの髪型を決めるにあたって、気を付けなければいけないポイントや、自分に似合う希望通りの髪型を作るコツには、どのようなことがあるのでしょうか？

今回は沖縄女性に大人気、本土からの花嫁・ゲストの結婚式のヘアセットを数多く手掛けている美容室・NAJEY（ナージー）の皆様に、沖縄のウエディングにおけるヘアセットのコツについてお話を伺ってきました。

沖縄では特に気を付けたい湿気と海風

花嫁がドレスと同じくらい気になるのがヘアメイク。特にウエディングのヘアセットは、いつもと違う美容師さんにお任せすることになることがほとんど。自分の好みや髪質、似合うヘアスタイルまで考慮したヘアセットを短い時間で決めるのは難しく、事前に沖縄でも崩れない髪型のイメージをある程度固めておく必要があります。

「沖縄でのヘアセットは、湿気と海風との戦いです」

と、今回お話を伺ったNAJEY店長の藤島さんは話します。県外でも美容師の経験があり、そのうえで沖縄との気候の違いを踏まえて、多くのヘアセットをこなしている人気の美容師さんです。

「まず、湿気が段違いに高いので、ヘアセットは崩れやすいです。巻き髪もいわゆる『ゆるふわ』ではほとんど持ちません。また、基本的に風がいつも吹いているので、それを前提にヘアセットを考える必要があります。」

つまり、花嫁のヘアカタログ的なものを見て「この髪型でお願いします」というところまで自分の中でイメージが固まっていても、実際の環境ではキープが難しいということですね。それどころか、ゆるっとした髪型は、風のせいで乱れた髪に見えてしまうという結果に……良く言えば「ルーズヘア」といえるのかもしれませんが、大事な結婚式でそれは避けたいところ、それではどうすれば？

オーダーのコツを聞いてみましょう。

沖縄の湿気・海風にも負けないおすすめヘアのコツ

それでは、沖縄の湿気・海風に負けないヘアは、具体的にどう作るのか？そのコツを聞いてきましたので、実際のオーダーにお役立てください。

まずは「土台をしっかり」作る

写真提供：NAJEY（https://www.instagram.com/p/Bt_Lu6enqTI/）

ヘアセットのベースとなる土台の部分、ここをしっかりと作ることで、アレンジの仕上がりと持ちが変わってきます。写真のヘアセットは、土台を襟足のやや上に作り、編み込みやカールでいったんピシッとまとめた後に、髪の束をつまんで引き出すことで柔らかなまとめ髪に。

湿気と海風で崩れることは避けられない状況、だからといって、ピシッとしたシンプルなまとめ髪では物足りない……そんなジレンマを解消してくれるヘアスタイルといえます。

巻き髪は強めに！

華やかさを出すカール。普段でも崩れる心配があるスタイルは、沖縄では崩れやすさは倍に！

本土の雨の日並みの湿気と、吹き付ける風によって、普通の巻き方ではあっという間に伸びてしまいます。

一見ゆるっとしたカールでも、元はしっかり目に巻いておくのがポイントです。

おくれ毛は少なめに！

写真提供：NAJEY（https://www.instagram.com/p/Brf_IT9HEOi/）

おくれ毛を散らしたスタイルは、とっても可愛らしいのですが、風のせいで顔に張り付いたり、風に吹かれた様子が、写真で見ると乱れた髪に見えてしまうことも。「風になびいても良いくらいの量」で少なめに作るのが吉。

おくれ毛を作りたい場合は、美容師さんに相談してちょうど良い量を引き出すようにしましょう。

アップヘアにしたくない場合でもどこか「止め」を作る

写真提供：NAJEY（https://www.instagram.com/p/BpTzsEshzKc/）

髪を全体的にアップにするのに抵抗がある方でも、巻いただけの髪だと風に吹かれて乱れやすいのが沖縄。どこかに止めるポイントを作るのがポイントです。例えば、このような編み込みアレンジがおすすめ。たらす髪の分量をうまく調整することで、風に吹かれても、上に作り込んだ編み込み部分がしっかりとヘアセットをキープしてくれます。