宮古島ドライブ!事前に知っておきたい運転時の注意点(運転・駐車場)

 

宮古島の島内は公共交通機関が発達していないため、宮古島を訪れた旅行客の半数はレンタカーを利用しています。

 

宮古島は全島1周約100㎞。レンタカーを使うと4時間程度で島を一周することができ、ドライブにはうってつけの場所です。宮古島には、池間島、来間島、伊良部島などの離島が橋でつながっており、橋からは美しい宮古ブルーの景色を楽しむことができます。

 

ただし、宮古島では観光地だからこそ起こりえる車にまつわる事故やトラブルも数多く報告されています。せっかくの一生に一度のウエディング、移動でのトラブルは避けたいもの。より有意義な滞在にするためにも安全には注意して心がけましょう。

 

橋の上は絶景スポット!だけど停車・駐車禁止!

 

宮古島と各離島をつなぐ伊良部大橋、池間大橋、来間大橋からは、「宮古ブルー」と呼ばれる青い海を眺めることができます。しかし、どの橋も橋の上は駐停車が禁じられており、レンタカーを止めて写真を撮ったり、休憩することはできません。

 

もし、どうしても写真を撮りたい場合は橋のたもとに車を停め、徒歩で橋を横断しましょう。

 

前代未聞の事故「路上寝」に注意!



路上寝とは文字通り、路上で(酔いつぶれるなどして)寝込んでしまうこと。沖縄県内、特に、宮古島では昔から問題になっており、実際に2018年6月には路上寝が原因とみられる死亡事故が発生しています。
 

毎年、路上寝の110番通報は沖縄県全体で7,000件近くあり、忘年会シーズン時には夜間の通報の半分を占めることもあるのだとか。島内を夜間にドライブする際にはハイ、ロービームを使い分け、スピードを出しすぎないようにして運転してください。

 

ガソリンの給油は余裕をもって

 

最北端から最南端まで自動車なら1時間もかからない島内。島内にはガソリンスタンドが少なく、特に市街地を離れるとなかなかガソリンスタンドが見つかりません。長距離ドライブをすることはないものの、ワゴンやミニバンなどの大型車両で伊良部島、下地島、池間島などの離島に行くときには注意してください。

 

長期間の滞在ならガソリンの満タン返しが不要なレンタカープランもありますので、上手に利用するとお得に利用できます。

 

宮古空港の駐車場は高額紙幣が利用不可。あらかじめ細かいお金を用意して

 

宮古空港には約400台分の駐車場があり、1時間100円、1日1,000円程度で利用が可能です。この空港駐車場を出るときに利用する精算機は1万円、5,000円札が利用できず、また、空港内にも両替機や高額紙幣が利用できる精算機がありません。

 

もし、細かいお金を持たずに出ようとした場合、一度車を精算所から戻す必要もあります。その時、後ろにほかの車がいたら、自分の車がバックできるように一度場所を開けてもらわなければならず、混雑、事故の原因になりかねません。

 

先に帰るゲストを空港まで送るなど、空港の駐車場を利用する際には小銭を事前に用意しておきましょう。

 

見通しの悪いエリアに注意!

 

宮古島島内は基本的に車の交通量が少なく、見通しもよい場所が多いのですが、市街地や集落の中心部は一方通行の道や車が2台通れない狭い道などが多いため、注意が必要です。

 

また、島内の名もなき天然ビーチの周辺には路上駐車が横行し、道が狭くなっていることがあります。市街地以外で駐車違反切符を切られることはまずないのですが、道が狭くなっているため車同士がこすったり、軽く当たってしまうトラブルも起こっています。

 

1月~3月はサトウキビの収穫シーズンにあたり、道路にはみ出すほど成長したサトウキビで一部見通しが悪くなっている地域があります。また、そういったサトウキビ畑周辺の農道は信号機や街灯がない場所がほとんど。まっすぐな道でスピードも出しやすい分夜間の運転には注意が必要です。

 

レンタカー同士の事故に注意!


宮古島の入域観光客数はこの10年で3倍以上に伸びています。と同時に、その観光客によるレンタカー事故も多発しています。

 

島内で起きた乗用車による物損事故は毎年約1500件。そのうちの半数がレンタカーによるものだといわれています。その大半が駐車場での接触事故や、歩道に乗り上げるなど軽微なものですが、事故の原因は共通して景色に気をとられていた・スマホなどを見ていたわき見運転(不注意運転)や見知らぬ土地で運転することによる操作ミスが原因。

 

また、レンタカー業界でも問題になっているのが、外国人旅行客によるレンタカーの事故。日本人利用者の事故率と比べると約4倍近く事故が発生しているとされ、毎年海外からの観光客がの増加に比例するように事故も増えています。外国人旅行客の事故の大半は、日本の標識や運転ルールに不案内なことや、外国人旅行客の多くが台湾、韓国など右側通行、左ハンドルを採用している国からの旅行客である。ということが大きいようです。

 

レンタカー会社も車両の貸し出し前に、外国語で交通ルールをレクチャーしたり、インバウンド向けのステッカーをレンタカーに貼るなどの対策を行ってはいますが、今のところ事故率にあまり改善は見られていないようです。

沖縄県内をドライブするうえで避けては通れないことではありますが、法定速度を守る、左右の安全確認を怠らないなど基本的なルールを心がけてください。

 

宮古人(みやこんちゅ)の運転に注意!

 

宮古島に限らず、沖縄の車はウインカーを出さない車が多いと言われています。

 

特に宮古島は走行速度が極端に遅い車や、信号が変わってもスタートしない車、ハザードランプをつけずに一時停車している車など、ローカルルールなのか、外国人旅行客が運転しているのか、それとも高齢者の運転によるものなのか一見判別できない車を見かけることがあります。

 

先行車が急な右折や一時停止をしないなど、少しでもおかしいなと思ったら、先行車に惑わされず自分のペースで安全運転を心がけることが大切です。

 

まとめ

 

沖縄県は自動車共済、任意保険の加入率が全国ワースト1位の都道府県です。2017年の調査では共済・任意保険に加入しているのは全体の6割以下。万が一重篤な事故に巻き込まれてしまったとしても40%の確率で相手に支払い能力がないかもしれない、ということも。

 

万が一事故に巻き込まれたら、時間もお金も、そしてウエディングという輝かしい思い出にもダメージをもたらします。車間距離は十分に取る、無理な追い越しはせず道は譲る。など安全運転に努めて楽しい宮古島ドライブを!

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